一般人が投稿した、プライベートのスターたちとのおかしな体験談!
Culture 2022.02.02
1月24日、脚本家のローレン・モデリーがリッチ&フェイマスなセレブとのおかしな体験談を教えて、とネット上で呼びかけた。いずれも甲乙つけがたい愉快なエピソード集が出来上がった。
ジミー・ファロンの番組「トゥナイト・ショー」に出演するマライア・キャリー。(ニューヨーク、2020年12月7日)photo: Getty Images
「ジェフ・ゴールドブラムと駐車場でダンスをした」と1月24日にツイッターに投稿したのは脚本家のローレン・モデリー。彼女はその後、1万3千人のフォロワーたちに「有名人と遭遇したときの最も突飛な体験談を語って」と呼びかけた。その結果、ショーン・ペン、イギー・ポップ、アレック・ボールドウィン、プリンス、ビル・マーレイ、マライア・キャリーまで登場する、傑作エピソード集が出来上がった。
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「香港に行ったとき、同じホテルにマライアが滞在していた」というのは@TheSacredIsle。「彼女と同行のスタッフたちがエレベーターに乗り込んできて、私がいることに気づくと、マライアは私に向かって“私のエレベーターから降りなさい”と怒鳴りつけた」。「私が降りないというと、彼女はひとつ上の階のボタンを押して、ボディガードに私を下ろすように指示した」。
Tell me the strangest interaction you've had with a celebrity.
— Lauren Modery (@Hipstercrite) January 24, 2022
ローレンは別の体験も語っている。アレック・ボールドウィンと会ったときのこの話は少々不愉快な思い出だ。「ある映画で彼と仕事をする機会があった。彼が手を差し伸べながら私の方に歩いてきた」と彼女は振り返る。「彼は私に向かって“こんにちは、アレック・ボールドウィンです! 素敵な家をお持ちですね!” 。私たちはカラバサス(カリフォルニア州の高級住宅街)のシックな邸宅で撮影をしている最中だった」。彼女が自分はアシスタントプロデューサーで、施設所有者ではないというと、俳優は手を引っ込めて、さっさと踵を返して去って行ったという。
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短い邂逅と思い違い
不愉快というよりはおかしな出来事を報告している人たちもいる。@Roger_Sweetmanはダブリンでピアース・ブロスナンを殴ったときの経緯を語っている。俳優は紙とボールペンを持っている彼を見て、彼にサインをしようとした。彼は目の前にいるのがスターだと気付かず、妻に贈るためのバレンタインデーのカードを盗もうとしていると勘違いしたのだという。
もうひとつの面白い出会いはイギー・ポップ。「1996年に友人とイギー・ポップのコンサートを見に行った」と語るのは@if_your_see_kaye。終演後、自分の車に戻ったこの友人は、車の鍵を車内に置き忘れていたことに気づいたという。「友人が車の扉を必死に開けようとしていたら、“手伝いましょうか?”と誰かが言うのが聞こえた。イギー・ポップだった。彼は友人が扉をこじ開けるのを手伝ってくれたんだ」
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— Lauren Modery (@Hipstercrite) January 24, 2022
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昼休みにとあるお店で出会ったローズ・マッゴーワンに、知り合いと間違われた思い出を語ったネットユーザーもいる。「それまで人生でローズ・マッゴーワンに会ったことなんて一度もなかった」と@gothspiderbitchは強調している。
作家のアシュレイ・ヴァン・ビューレンはユマ・サーマンを販売員と勘違いしたことがある。しかも2週間で2回、同じ過ちを繰り返してしまった。「商品がどこにあるか尋ねた相手が、2回とも彼女だった」と彼女は振り返る。「2回とも、自分はここで働いていないと彼女は答えた」
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プリンスのクッキー
@ItstheBrandiの話はどうだろう? 彼女の叔母はかつて、プリンスが結成したバンド「ザ・タイム」のメンバーのひとりと交際していたことがあるという。そんなわけで彼女はまだ幼い頃にプリンスとすれ違ったことがある。「私はプリンスのテーブルに頭をぶつけてしまって、お詫びに私にクッキーを作ってちょうだいとプリンスに言ったの」。@ASTROqは、ショーン・ペンに出会ったときの思い出を語っている。ショーンはそのとき煙草を吸っていた。「彼の煙草の灰がたまたま僕にかかってしまった。彼は煙草を捨てて、謝罪した」。さらに彼は続ける。「それから彼はすぐ、耳に挟んでいた別の煙草を手に取った。彼はもう一方の耳にも煙草を挟んでいた。この男は顔の周辺に3本煙草を装備していたわけだ」
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— Lauren Modery (@Hipstercrite) January 24, 2022
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ビル・マーレイのいたずら
いい思い出を語った幸運な人たちもいる。「一度、僕たちは食料品店でビル・マーレイを目撃したことがあった」と@theinfamouskatは語る。「仲間の数人が本当にビルかどうか確かめに行った。ビルはそのうち僕たちが後をつけているのに気づいて、僕たちをまいて店内をぐるっと移動して、僕たちの後ろに回って“そうだよ、子どもたち。僕だよ、ビル・マーレイだよ”と言って僕たちを驚かせたんだ」
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— Lauren Modery (@Hipstercrite) January 24, 2022
@FlippyOは、ビルと午後のひとときを共に過ごしたことがある。「僕の恋人がビルのお気に入りのカメラマンとルームシェアをしていた。野球の試合を見にビルがそのアパルトマンにやって来たことがあった(…)。彼は自分が持っていたM&M’sを僕にも分けてくれた。全部の色が少なくともひとつは入っているか確かめながら」。どうやらセレブも私たちと変わらないようだ。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)