「素晴らしい君主になるためには...」エリザベス女王が大切にしている、少女からの手紙とは?

Culture 2022.02.07

エリザベス二世は、2022年2月6日に在位70年のプラチナジュビリーを迎えた。この機会にエリザベス女王は2002年の在位50年、ゴールデンジュビリーの際に国民から送られた手紙を取り出して思い出に浸った。

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エリザベス女王の在位を祝して国民からたくさんの手紙が寄せられた。 (イギリス、2022年2月4日) photo: Abaca

エリザベス女王が即位してから70年が経つ。今週の日曜日、2022年2月6日に在位70年のプラチナジュビリーを迎え、英国の君主として初めて95歳という長寿を達成した。この機会にエリザベス女王は2002年の在位50年、ゴールデンジュビリーを振り返った。今回同様、イギリス国民は敬愛の気持ちを込めて絵葉書やプレゼントなどを女王に送った。その中に、9歳の女の子が書いた可愛らしい料理レシピがあった。

 

 

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"大さじ2杯の健康"

2週間前、エリザベス女王はウィンザー城でしばし思い出の時を過ごした。2022年2月4日にバッキンガム宮殿が発表した写真で女王は手紙に囲まれ、「完璧な女王のレシピ」と題した少女の詩などに目を通している。少女は詩のなかで素晴らしい君主になるために必要な材料を列挙している。「50mlの王家の血、1ダッシュの忠誠心、カップ1杯の勇気、数滴の笑顔、2リットルの困難な仕事、大さじ2杯の健康」

他にも、レスターシャーカレッジの生徒によるフィンガープリントアートの肖像画や、「Ma-am you're the top!(女王様、あなたは最高!)」と書かれたカードなど、たくさんの宝物が出てきた。ヴィクトリア女王の友人たちのサイン入り扇子もある。これら貴重な品々は、すべてウィンザー城の王立公文書館に「後世のために」保管されている。

 

 

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バースデーケーキ

プラチナジュビリーに先立ち2022年2月5日にエリザベス女王はサンドリンガム・ハウスで地元の人々やボランティア団体のメンバーを招いてレセプションパーティーを開いた。水色のドレスに真珠のネックレス、ダイヤのブローチ2つを身につけた女王は終始晴れやかな笑顔を浮かべていた。招待客の中には、エリザベス女王戴冠式のために開発され、いまやイギリス料理の定番メニューとなった通称「コロネーションチキン」こと正式名称「プーレ・レーヌ・エリザベス(エリザベス女王のチキン)」のレシピ開発に関わった元料理人のアンジェラ・ウッドもいた。

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プラチナジュビリーのレセプションでのエリザベス女王。(英国、2022年2月5日)photo: Getty Images

このパーティー以外の公式式典はこの時期に催されず、祝祭は6月上旬に延期された。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)

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