34年前に撮影された、ダイアナ妃の未発表ポートレートが公開。
Culture 2022.03.07
ロンドンのケンジントン宮殿で開催されている企画展で、写真家のデヴィッド・ベイリーが撮影したダイアナ妃のポートレートが公開されている。
1988年にダイアナ妃の依頼で、モノクロのポートレートが撮影されていた。photography: Getty Images
ケイト・モス、ミック・ジャガー、アンディ・ウォーホル......ポップカルチャーのアイコンはみな、デヴィッド・ベイリーの写真に納まってきた。その中にはダイアナ妃の未公開ポートレートも含まれており、この作品は、ロンドンのケンジントン宮殿で10月30日まで開催中の「Life Through a Royal Lens」展で公開されている。
1988年にダイアナ妃の依頼を受けて撮影された白黒のポートレートは、34年間、写真家の元に残されていた。
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写真で見るロイヤルファミリー
CNNのサイトでも報じられているとおり、ダイアナ妃がデヴィッド・ベイリーを選んだのは、彼女自身が彼の写真の個性と力強さを評価したからだという。
この企画展では、英国王室がいかに写真に愛着を持っているかが紹介されている。ヒストリック・ロイヤル・パレスのキュレーター、クラウディア・アコット・ウィリアムズは、リリースの中で「このメディアが、世界中の人々の英国王室への見方を作り上げた」と説明。さらに「写真によって、英国王室はその生活や仕事についての魅力を見せることができ、王室のイメージを変え、王室と国民との間に前例のない関係を作り上げました」と付け加えた。
10月30日までケンジントン宮殿で開催されている「Life Through at Royal Lens」展に展示されているダイアナ妃のポートレート。photography: Getty Images
これまで何人もの王室関係者がデヴィッド・ベイリーに撮影されている。2014年、88歳の誕生日を迎えたエリザベス女王も、ベイリーのカメラに納まったひとりだ。真珠のネックレス、ダイヤモンドのブローチ、そして輝くような笑顔が印象的。ポップカルチャーの象徴ともいえそうな堂々たる姿だ。
text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)