プラダ 青山店『ロール プレイ』展、5組の写真や映像を展示。
Culture 2022.03.11
プラダ 青山店では、『ロール プレイ(Role Play)』展を2022年3月11日から6月20日まで開催する。本展はミラノのオッセルヴァトリオ フォンダツィオーネ プラダで開催される展覧会の第2弾であり、アメリカ社会の人種、階級、ジェンダーなどの問題に挑み、大学教授や作家として活動するメリッサ・ハリスがキュレーターを務める。
アイデンティティとは、代替可能で理想化されたもの。個人的、文化的な背景や他者意識に関連し、個人の願望を反映しながら確立されうる。本展では現代アーティストの写真や映像、音声作品を紹介し、ロール プレイや分身の創造、自己の拡散を通してアイデンティティとは何かを掘り下げる。
展示作品は写真や映像など、19世紀以降に登場したメディアが中心。写真は発明されて以来、その客観性や写実性から、他者性を表現する理想的な手段であり続けている。近年、オンラインゲームやソーシャルメディアの登場によって、こうしたロール プレイのメディアが浸透し、私たちのアイデンティティへのこだわりを強めていると言えるだろう。
アメリカのエンターテインメント業界で人種的偏見によって典型的な役を与えられる俳優たちを収めた風刺的なポートレートシリーズで、多様性の欠如を訴えるハルカ・サカグチとグリセルダ・サン・マルティン。
メイクと衣装で30の異なるキャラクターに変身し、日本のお見合いを再現する澤田知子。Tomoko Sawada, OMIAI♡, 2001 Credits of the artist Courtesy ROSE GALLERY
ジュノ・カリプソ、ベアトリーチェ・マルキ、ハルカ・サカグチ、グリセルダ・サン・マルティン、澤田知子、ボゴシ・セククニなど、国際的に活躍するアーティスト5組が登場。クリエイティブ・エージェンシーのRandom Studioによる光のインスタレーションの中で展開する。さまざまなアーティストのロール プレイな作品を通じて、自信のアイデンティティと向き合ってみたい。
会期: 3/11(金)~6/20(月)
会場:プラダ 青山店 5F
東京都港区南青山5-2-6
プラダ クライアントサービス 0120-45-1913(フリーダイヤル)
開)11:00~20:00
入場無料
www.prada.com/jp/ja/pradasphere/special-projects/2022/role-play-prada-aoyama.html
※状況に応じて入場制限を行う可能性あり