ウィリアム王子一家の新居、女王の住居から徒歩10分!?
Culture 2022.05.08
ケンブリッジ公爵夫妻は、この夏までに家族でウィンザー城の近くに引っ越すらしい。
伝統的なイースター礼拝に参加するキャサリン妃、ジョージ王子、ウィリアム王子とシャーロット王女。(ウィンザー、2022年4月17日) photography: Antony Jones/GC Images
引っ越し先は、エリザベス女王の住むウィンザー城から徒歩でたった10分のアデレード・コテージと言われている。キャサリン妃とウィリアム王子は3人の子供たち、すなわち8歳のジョージ王子、7歳のシャーロット王女、4歳のルイ王子と共に近々、ウィンザー城の南東にあるこの邸宅に引っ越して、女王のそばで暮らすつもりらしい。「ザ・サン」誌が報じたところによれば、居住可能な数々の王室所有物件の中でもウィリアム王子夫妻のお眼鏡に適ったのが、改装されて間もないこのアデレード・コテージとのことだ。1941年以降、女王はこの物件を友人らに無償で貸しており、1944年から1952年まではマーガレット王女(エリザベス女王の妹)の恋人だったピーター・タウンゼント大尉が住んでいた。もともとは1831年、当時のイギリス王ウィリアム4世が建てて妻のアデレード・オブ・サクス=マイニンゲンに贈ったもので、名前もそれに由来している。
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さる事情通によれば、「アデレード・コテージが最良かつ唯一の選択肢のようだ。他の家だとどれも多少なりとも問題があり、ここがお気に入りらしい」とのこと。さらに兄弟が一緒に通学できるよう、バッキンガムシャー州、ウィンザー州、サリー州の学校を検討しているとも。
ウィリアム王子夫妻は当初、ウィンザーにある王室所有物件への引っ越しを考えていなかったようだ。「デイリー・メール」紙によれば、アンドルー王子の住むロイヤル・ロッジ、エドワード7世の旧居であるフォート・ベルヴェデーレ、そしてハリー王子とメーガン夫人の最初の公邸だったフロッグモア・コテージのいずれにも夫妻は首を縦に振らなかった。一方、「パリマッチ」誌によると、アデレード・コテージは最近まで女王のいとこであるマーガレット・ローズの息子、サイモン・ローズが住んでいた。
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アンドルー王子を女王から遠ざけたい
ウィリアム王子夫妻がエリザベス女王の近くで暮らしたいのは、エプスタイン事件に関係するアンドルー王子を女王から遠ざけたいという事情もあるようだ。「ザ・サン」紙によれば、女王の次男であるアンドルー王子は前妻のセーラ・ファーガソンと同居するロイヤル・ロッジを去る気はさらさらないようだ。
引っ越しまでの間、キャサリン妃とウィリアム王子は、王領のサンドリンガムにある別宅のアンマー・ホールと、ロンドン西部のケンジントン宮殿を行き来している。また、キャサリン妃の実家近く、ロンドン周辺地域で住居を探している噂もあった。
text: Lucie Lanzon (madame.lefigaro.fr)