ウィンザーの敷地にあるキャサリン妃とウィリアム王子の新居とは?

Culture 2022.05.10

ケンブリッジ公爵夫妻は、エリザベス女王の側にいるため、近々子どもたちと共にこの歴史的な邸宅に引っ越すことを検討していると言われている。

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ウィンザー城の全景(バークシャー州、2022年4月23日)photo;aflo

ケンブリッジ公爵夫妻が歴史的な邸宅に住む日も近いかもしれない。1831年、ウィリアム4世が妻のアデレード・オブ・サクス=マイニンゲンのために建て、その名を冠したアデレード・コテージと名付けられたこの建物は、ウィンザー城の東側、バークシャー州の王立公園ザ・ホームパーク内にある。

過去には、エリザベス女王の友人や親族が無償で宿泊するために使われたこともある。現在は、キャサリン妃、ウィリアム王子と3人の子供、ジョージ王子(8歳)、シャーロット王女(7歳)、ルイ王子(4歳)の将来の住まいになると言われている。雑誌「The Sun」の報道によると、公爵夫妻はウィンザーの敷地内にあるいくつかの物件と迷った末、「最善かつ唯一の選択肢」であるアデレード・コテージに決めたようだ。このコテージは2015年に改装され、いくつかの学校にも近い。彼らの目的は、女王をアンドリュー王子から引き離し、女王に接近することである。

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歴史に培われた家

 

 

イギリス人建築家ジェフリー・ワイアットビルが監修した2,500平方メートルの邸宅は、当時「控えめな優雅さ」と評された。建築年代が刻まれた南側の正面玄関のほか、オーナーも潜入できるように7つの入り口がある。北側には庭に面した大きな部屋が2つあり、そのうちの1つは八角形で格子模様が施されている。主寝室は、天井に描かれた金色のイルカの絵と、19世紀に航海した英国海軍のヨット「ロイヤルジョージ号」の品々で飾られていることで知られる。

また、このレジデンスには、ギリシャ・エジプト様式の大理石の暖炉が設置されており、別棟のアデレード・ロッジを併設している。

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ロイヤルファミリーの母港

ヴィクトリア女王が好んでお茶を飲んだり、マーガレット王女の恋人だったピーター・タウンゼント大尉が1944年から1945年まで住んだりと、建設以来、多くのロイヤルファミリーがアデレード・コテージに滞在してきた。

エリザベス女王のいとこである故マーガレット・ローズの息子、サイモン・ローズが最近入居している。

キャサリン妃、ウィリアム王子とその3人の子供たちは、すでに思い出のたくさん詰まったこの家で、新たな思い出を作るファミリーとなるかもしれない。

当面は、サンドリンガム王家の領地にあるアンマー・ホールと、ロンドン西部のケンジントン宮殿を行き来して生活する。

text: Lucie Lanzon (madame.lefigaro.fr), translation: Hanae Yamaguchi

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