ジョニー・デップ、ジェフ・ベックのライブにサプライズ出演!
Culture 2022.05.31
ジョニー・デップが、英現地時間29日の夜、英国シェフィールドで行われた友人のジェフ・ベックのライブにサプライズで登場。久々の明るい話題にファンを沸かせている。
ステージでジョニーとジェフは、ジョン・レノンの1970年の曲をアレンジした2020年リリースのコラボ曲「Isolation」を披露したのに続き、マーヴィン・ゲイの 「What's Going On」、ジミ・ヘンドリックスの 「Little Wing」のカバーも演奏したという。
ジェフは現在イギリス全土においてツアー中で、5月30日と31日にもロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでライブが予定されているが、そこにもジョニーが参加するかどうかは不明だ。
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ジョニーは現在、アンバー・ハードとの名誉毀損裁判で渦中にいるが、つい数日前に最終弁論を終えたばかりだ。現在は陪審員による審議を待っているところだが、その合間の骨休みとしてライブに参加したようだ。
コロナ禍の中で制作された「Isolation」は、ベックがギター、ジョニーがヴォーカルで参加。リリース当時、ベックは次のように語っている。
「ジョニーとはしばらく一緒に音楽に取り組んでいて、去年(2019年)スタジオでこのトラックを録音しました。すぐにリリースされるとは思っていませんでしたが、困難な時代に人々が味わっている真の“孤立”(isolation)を考えると、いまが全ての人にそれを聴かせるのに相応しい時期だろうと判断しました」
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また、ジョニーも次のように付け加えているが、現在のジョニーを取り巻く状況をも示唆するメッセージになっており、今回ライブに登場した動機を伺い知ることができるだろう。
「ジェフ・ベックと私は昨年、ジョン・レノンの美しい曲をアレンジして、この『Isolation』という曲をレコーディングしました。レノンの歌詞の中に、『私たちは皆を恐れている。太陽を恐れている!』というフレーズがありますが、孤立、恐怖、そして私たちの住む世界における実存的なリスクについて訴えるこの曲は、ジェフと私にとって、いまとりわけ深いものに思えたのです。だから、私たちはこの曲を皆さんにお届けしたいと思いました。この曲を聴いて、皆さんがこの瞬間を理解する助けになり、我々がともに孤独に耐えている間、時間をやり過ごすのに役立てばと願っています」
photography: AP/AFLO text: Eriko Kiryuin