カンヌ映画祭で物議を醸した、歴代セレブの刺激的ドレス!
Culture 2022.05.24
5月17日から5月28日まで開催中の、第75回カンヌ国際映画祭。南仏の自由な空気も相まってか、レッドカーペットでは毎年、かなり過激な露出度のドレスを纏うセレブが話題に。そんなカンヌ国際映画祭のセレブで注目を集めたドレス・スナップを、新旧交えてピックアップ。
階段でスリットスカートの中が見えてしまったソフィー・マルソー。(2015年5月14日、カンヌ)photography: reuter/aflo
カンヌでなぜか多いのが、股間が見えるほどスリットが深く入ったドレス。2015年にはソフィー・マルソーが、アレクサンドル・ヴォ―ティエの白いラップドレスを纏い、風のせいで裾がめくれて肌色のアンダーウェアが見えてしまうという事態が発生。本人はどうやら気づいていなかった様子。ご満悦の表情でフォトコールに応じていた。
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大胆に背中とアンダーウェアを見せつけたビクトリア・アヴリル。(1997年5月11日、カンヌ)photography: reuter/aflo
スペイン女優のビクトリア・アブリルは、1997年に背中に大きなスリット入りのジャケットをドレスとして着こなしていた。後ろ姿からはアンダーパンツがバッチリ。こんな遊び心あるドレスアップが許されてしまうのも、リゾート地カンヌという土地柄ゆえ。
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まるでレイア姫!な衣装のミラ・ジョヴォビッチ。(1997年5月7日、カンヌ)photography: reuter/aflo
同じく1997年に、SF映画『フィフス・エレメント』でカンヌに参加したミラ・ジョヴォヴィッチ。リュック・ベッソン監督のエスコートで、チェーンのブラトップを着用。映画のイメージに寄せたのか、眉なしメイクにトサカのように立てた奇抜なヘアスタイルで、かなり個性的な出立ち。何だか『スター・ウォーズ』にでも出てきそう!?
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シーツの中から出てきたのは、とがったブラを身に着けたマドンナ!(1991年5月14日、カンヌ)photography: AP/aflo
1991年に『イン・ベッド・ウィズ・マドンナ』のプレミアでカンヌ入りしたマドンナは、ピンクのシーツを巻きつけたようなスタイルで登場。シーツをはだけると、ジャン・ポール・ゴルチェのバストトップが尖ったブラにアンダーパンツのランジェリー姿に。どうすれば人々の視線を集められるのか知り尽くしている、彼女らしい選択。
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視線は胸元に輝く「黄金の肺」に釘付け!(2021年7月11日、カンヌ)photography: reuter/aflo
2021年のレッドカーペットで最もセンセーショナルだったドレスアップといえば、ベラ・ハディッドの「肺」ネックレス。正確には、肺の血管を模したもの。スキャパレリのクリエイティブディレクターであるダニエル・ローズベリーがデザインしたもので、ベラはこの数日前に開催されたパリ・ファッションウィークでこのネックレスにひとめぼれして着用を決めたとか。
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世界三大映画祭のひとつでありながら、フォーマルなムードのアカデミー賞とは違い、セレブたちの自由なドレス姿が楽しめるカンヌ国際映画祭。それはカンヌという土地と、インディペンデント映画も多く出品される、ある種カジュアルな空気感も影響しているのかも。今年はどんな斬新なドレスアップが見られるのか、期待したい。
text: Moyuru Sakai