いつだってセンセーショナル! マドンナの外見遍歴をプレイバック。

Culture 2022.06.03

80年代にセカンドアルバム『ライク・ア・ヴァージン』でブレイクしてから40年近くもの間、常にセンセーショナルな存在であり続けるポップスター、マドンナ。美容整形の噂が耐えない人でもある彼女の、容姿のヒストリーを振り返ってみよう。

最近ではインスタグラムに投稿しているセルフィーの顔が、あまりにも以前と変わっていることや加工しすぎであることを指摘されているけれど、いつからそんなに変化してしまったのだろうか。

aflo_14931078.jpgphotography: Photononstop/Aflo

1985年、映画『マドンナのスーザンを探して』の頃のマドンナ。リボンを結んだパーマヘアのポニーテールにボサボサ眉、真っ赤なリップはマドンナ・ルックとして一世を風靡した。

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aflo_156595411.jpgphotography: REX/Aflo

ブロンド・アンビション・ツアーの舞台の裏側を捉えたドキュメンタリー映画、『イン・ベッド・ウィズ・マドンナ』が公開されたのは1991年。劇中で「最も愛した人は?」の問いに、89年に離婚したショーン・ペンの名前を挙げていたのが印象的だった。この頃にはアイブロウも細く整えられ、グッと洗練された、ハリウッド・グラマーなムードのヘアメイクに。

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aflo_5749700.jpgphotography: Reuters/Aflo

2000年には映画監督のガイ・リッチーと再婚。写真は2001年、ガイの監督作品『スナッチ』のプレミアを訪れた際のもの。ガイと結婚している間はヘアメイクは以前よりナチュラルな雰囲気に。ファッションも年齢相応のエレガントなものにチェンジ。それはガイがイギリス人ということも、もしかしたら影響していたのかも。けれど当時を振り返ってマドンナは後に、「ガイとの結婚生活は監獄のようなものだった」と告白。幸せそうに見えたけれど、“らしからぬ”上品な振る舞いをしている自分に、実は違和感を覚えていた? ふたりは2008年に離婚。

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aflo_36232945.jpgphotography: WENN/Aflo

2016年にロンドンのクラブでのパーティーに現れた際に撮られた写真では、頬の膨らみが少し不自然に見える。2008年に「老婆の手のよう」とマスコミに批判された、シワシワだった手のシワと浮き出た血管も、この頃にロシア発の、ヒアルロン酸やビタミンを注入するという若返りセラピーを受けてふっくらと蘇ったと話題に。たしかに、瑞々しくて綺麗な手をしている。ちなみにこのときマドンナは58歳。驚異の若さをキープ中。

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aflo_121354049.jpgphotography: The Mega Agency/Aflo

2020年、ロンドンで開催されたマダムXコンサートでは、近年には珍しく、サングラスを外したショットも。ツイストして額で留めたヘアアレンジがキュート。しかし釣り上がった眉に、シワひとつない額に、つっぱったようなフェイスライン、と、典型的な美容整形顔に。35歳年下のダンサー、アラマリク・ウィリアムと交際していたことも、美のモチベーションになっていた?

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2022年、インスタで加工しすぎたセルフィーを連投し続けているマドンナ。加工のせいなのか、顎が尖りすぎて三角形のようなフェイスラインに。リップもフィラーを入れたのか、以前より厚くなっている気も。しかし、これも常に業界の反逆児であり続けるマドンナの、世間に対する挑発のひとつの可能性も。

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2016年12月に「ビルボード・ウーマン・イン・ミュージック・アワード」の受賞スピーチで、「音楽業界では歳を取ることは罪とされ、批判されてけなされ、ラジオで音楽をかけてもらえなくなること」とコメントし、エイジズムについて訴えた彼女。2019年にはインスタグラムで「私の身体に何をしようが、誰の許可も必要ないわ」という趣旨の投稿をしている。

見た目がどうであろうと関係ない。年齢にあらがい続けるマドンナの、その反骨精神こそに、私たちは魅了されるのだ。

text: Moyuru Sakai

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