ウィリアム王子、レイプ疑惑の叔父の式典参加を拒絶!
Culture 2022.06.15
6月13日にウィンザー城で行われたガーター騎士団の儀式、ガーターセレモニーへのヨーク公アンドルー王子の参加を阻止しようと動いたのはケンブリッジ公ウィリアム王子だった。
フィリップ王配の葬儀に参列するアンドルー王子とウィリアム王子。(ウィンザー、2021年4月17日) photography: Getty Images
アンドルー王子は公務復帰をひそかに狙っているといわれる。しかしながら6月13日、多くのロイヤルメンバーが顔をそろえるガーターセレモニーに出席しようとしたアンドルー王子のもくろみは失敗した。イギリスの「ザ・サン」紙によれば、アンドルー王子の出席を阻止したのはウィリアム王子だった。チャールズ皇太子とエリザベス女王に対して、ジェフリー・エプスタイン事件への関与や性的暴行で告発されたアンドルー王子が公の場に姿を見せるのなら、自分は行かないと最後通牒を突きつけたのだ。
「彼か私か」の選択を迫ったことを仔細に報じたのは同日付の「イブニング・スタンダード」紙だ。「ケンブリッジ公爵は譲らなかった。ヨーク公が公的な場への出席にこだわるのならば自分は辞退するとのことだった。ウィリアム王子が行かないなら、キャサリン妃も欠席になっただろう」と匿名の関係者は同紙に語った。3月に行われたフィリップ王配の追悼式で、アンドルー王子が女王をエスコートして堂々と登場し、批判が起こったことは記憶に新しい。
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「家族の決断」
最終的にウィリアム王子の主張が通り、アンドルー王子の欠席がセレモニー直前に決まった。バッキンガム宮殿は、観衆の不評を買う恐れのあるアンドルー王子を欠席させたのは「家族の決断」であり、アンドルー王子は内輪の会にだけ出席することになると発表した。
宮殿は声明で、「ヨーク公は本日の叙任式と昼食会に出席するが、行進やミサには参加しない」と述べた。ITVのジャーナリスト、クリス・シップは参加者リストをツイッターに投稿し、アンドルー王子の名前が載っていることを指摘した。どうやらこの決断はギリギリ直前に行われたようだ。
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Confirmation then that Prince Andrew *was due to attend.
— Chris Ship (@chrisshipitv) June 13, 2022
The already-printed Order of service for today’s Garter ceremony at Windsor has him there - in black and white https://t.co/6PdcCejCOf pic.twitter.com/f3riSeUUGD
これに先立って行われた一連のジュビリー祝賀行事の間、アンドルー王子はコロナにかかっていたため姿を現さなかった。今年の1月に一切の称号を剥奪されたアンドルー王子は、公務復帰を狙って、なりふり構わず動いているらしい。これに対し、チャールズ皇太子とウィリアム王子は、アンドルー王子が「視界から消えて」いるべきとの考えで、全力で阻止に動いている。今年の2月、アンドルー王子は性的虐待で提訴したバージニア・デュフリーと1200万ポンドの和解金で合意した。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)