ダイアナ妃の新作ドキュメンタリー、「The Princess」の告知映像が公開に。

ダイアナ妃の死から25年。HBOは、アーカイブを基にした未公開ドキュメンタリーを配信する。チャールズ皇太子との出会いから1997年の悲劇的な死まで、ダイアナ妃の足取りを間近に追う内容になっている。

youtube動画のスクリーンショット

被写体に密着し、没入する。ダイアナ妃の生涯を描いた新作映画「the Princess」予告編は、不穏な空気を感じさせる。ダイアナ妃の死から25年、HBO制作のドキュメンタリーは8月13日に配信が始まる。

 

 

監督はエド・パーキンズ。彼はルポルタージュやニュース、インタビューといったアーカイブ映像と音声だけを編集し、チャールズ皇太子との出会いから1997年8月31日の夜にパリのアルマ橋地下で36歳の命を落とすまでの、ダイアナ妃の人生を検証していく。

予告編は、チャールズ皇太子との婚約会見、ウィリアム王子の誕生、夫婦間の苦悩、無遠慮なメディア界の熱狂、メディアと彼女の複雑な関係、皇太子妃に対する英国国民の執着など、彼女の人生のハイライトシーンを取り上げている。その全てが不穏な空気を感じさせ、本能的に被写体に近い立場で編集され、時代への批判に満ちた視線を感じさせる。

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「映画はまるでいま現在起きているかのように編纂されており、視聴者は、当時彼女に向けられていた圧倒的な崇拝感を共有し、ダイアナ妃の一挙一動を詳細に観察することになります」とHBOのリリースは説明している。「この映画はまた、当時の社会を映し出し、大衆の関心事、恐れ、願望、欲望を暴き出すものです」

予告編はダイアナ妃とチャールズ皇太子の婚約会見から始まる。出会いの第一印象について、「16歳の彼女について、なんて陽気で楽しげで魅力的な少女なのだろう、と感じたことを覚えています。君は私のことをどう思ったの......？」と明かす皇太子に、ダイアナは微笑んで、「とても素敵、と思ったわ」と答えている。

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予告編の終わりは、そのチャールズ皇太子が、暗い眼差しで見つめるダイアナ妃の前で、小さなウィリアム王子に話しかけているシーン。ビデオカメラを見つめるウィリアム王子に、皇太子はこう話しかける「罠にかかってしまう人がいるんだよ」。背後に写っている王子の母親が、その筆頭だ。

「The Princess」は8月13日からHBOおよびHBO MAXで配信開始。