ウィリアム王子の子どもたちの転校先、保護者の間に漂う不安感とは?

Culture 2022.08.27

ウィリアム王子キャサリン妃がバークシャー州へお引っ越し。子どもたちも転校することになった。転校先の保護者には、不安を感じる人もいるようだ。

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ケンブリッジ公爵家の子供たちの入学を歓迎する親ばかりではない。photo:  Getty Images 

もうすぐ秋の新学期。ウィリアム王子とキャサリン妃の子どもたちは生活が大きく変わるだろう。というのも、一家でロンドン中心部のケンジントン宮殿からバークシャー州のアデレード・コテージへ転居することが正式に発表されたからだ。新居はウィンザーのエリザベス女王の住まいにも近い。

転居に伴い、子どもたちは現在通っているロンドンのトーマス・バタシー校から転校することになった。「ケンブリッジ公爵夫妻は本日、ジョージ王子シャーロット王女ルイ王子が2022年9月からバークシャー州のランブルック・スクールに通うことをお知らせいたします」とイギリス王室は声明を発表した。

そして声明は「両殿下は、ジョージ王子とシャーロット王女がそれぞれ2017年と2019年から楽しく通ったトーマス・バタシー校に大変感謝しており、同校と共通する理念と価値観を持つ学校を3人の子どもたちのために見つけることができたことを喜んでいます 」と続いた。

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「今の学校が好き」

一方で新たに王室の子どもたちが通うようになるランブルック・スクールの生徒の保護者の間では不安が広がっている。ケンブリッジ公爵夫妻がこの学校を検討し始めてから入学希望者がかなり増えたとも伝えられており、そのことも懸念材料のようだ。「しばらく様子を見て、あまりにもおかしな状況になるようだったら2人目は入学を見合わせようかと思っています。今の学校が好きなんです」とある保護者がイギリスの日刊紙「テレグラフ」に語った。多くの保護者がエリザベス女王のひ孫の入学によってマスコミが殺到し、学校の運営に支障をきたす事態になることを恐れている。

「ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子が9月に入学されることを大変嬉しく思います。ご家族や新入生のみなさんが当校のコミュニティに加わることを楽しみにしています」と同校のジョナサン・ペリー校長は語った。イギリスの日刊紙「タイムズ」によれば、年間の学費は年齢別となっており、ルイ王子は13,000ポンド強、ジョージ王子は21,000ポンド弱、シャーロット王女の19,000ポンド強となるそうだ。つまり、換算すると3人合わせて年間860万円ぐらいだろうか。

text: Mathilde Seifert (madame.lefigaro.fr)

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