「『女のくせに』をなくしたい」メーガン夫人がポッドキャストを開始。

8月23日、メーガン夫人が単独でホストを務めるポッドキャスト「アーキタイプ（Archetypes）」が初配信された。配信を通じてステレオタイプな女性観を問い直すそうだ。

負傷軍人らのための国際スポーツ大会「インヴィクタス・ゲーム」でのメーガン夫人。（2022年4月17日、ハーグ）photo: Getty Images

メーガン夫人が女優に復帰するなんてことは当分期待薄のようだ。いまのところはオーディオ形式にしか興味がなさそう。夫のハリー王子と設立したオーディオ制作会社、アーチウェル・オーディオがスポティファイと好条件で契約を締結してから2年近くが経ち、ようやくメーガン夫人は8月23日にポッドキャスト新番組「アーキタイプ（Archetypes）」の配信を開始した。番組を通じてステレオタイプな女性観や決まり文句を打破したいそうだ。

 

 

 

 

 

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女性と野心

ネットやマスコミ、そして家庭内でも「女性はヒステリックだから」などとステレオタイプなイメージで女性が語られることは多い。「その根源に立ち返り、どうしていまもこうした言い方が残っているのかを理解」することでステレオタイプな女性観を問いたい、とメーガン夫人はポッドキャストの冒頭で同番組の趣旨を説明した。番組ではメーガン夫人だけではなく、「専門家や歴史学者」も登場する予定とスポティファイ側では説明している。

初回配信ではメーガン夫人の友人で人気テニス選手、セリーナ・ウィリアムズをゲストに迎えた。25年のキャリアの間に23回グランドスラムに優勝したセリーナは8月初めに引退を発表した。今後は「スピリチュアルな面での達成」や「ママになることに集中」したいそうだ。

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ふたりは、「野心」という言葉が女性に対して使われる場合にどんな意味が付加されるのか、フランクに語りあった。イギリス王室を揺るがしたメーガン夫人は「夫（ハリー王子）と付き合うまで、野心という言葉に隠されたネガティブな意味について自分自身は考えたこともなかった」と言うとこう続けた。「どうやら、一部の人に言わせれば、野心というものは恐ろしいものらしい。少なくとも女性にとっては」

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多忙な日々

この初回に続き、近日中にスポティファイで全12回が配信される予定だ。このポッドキャスト番組は、ハリー王子夫妻の3歳になる息子アーチーと、夫妻が設立したアーチウェル財団にちなんで「アーキタイプ（Archetypes）」と名付けられた。現在カリフォルニアに拠点を置く夫妻は、米国に移住後、スポティファイやネットフリックスと契約を締結して幾つかの企画をスタートさせている。また、ハリー王子は年内に回顧録を出版する予定だ。