「泣かないで、私も泣いてしまうから」ウィリアム皇太子、涙をこらえながら語る。
Culture 2022.09.16
エリザベス女王の死去から1週間経った9月15日、ウィリアム皇太子はノーフォーク州にある王室私邸、サンドリンガム・ハウスを訪れ、弔問に訪れていた一般市民と悲しみを分かちあった。
礼拝で沈痛な面持ちのウィリアム皇太子。(ロンドン、2022年9月14日) photography: Abaca
前日の9月14日、6日前に亡くなった女王の棺がウェストミンスターホールに安置された際の礼拝でもウィリアム皇太子はつらそうな顔をしていた。翌日、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃はサンドリンガム・ハウスを訪れた。ゲート前にはエリザベス女王を偲んでたくさんの花束が供えられていた。
Prince William told a woman sympathising with him at Sandringham that the procession yesterday had been “very difficult” and had reminded him of walking behind his mother’s coffin. He told another woman: “Don’t cry now, you’ll start me.”
— Richard Palmer (@RoyalReporter) September 15, 2022
ウィリアム皇太子は弔問に訪れた一般市民と言葉を交わし、ひとりの女性に心境をもらした。イギリスの「デイリー・エクスプレス」紙の王室特派員、リチャード・パーマーの取材によると、皇太子は前日、女王の棺について行進していた時、「とてもつらかった」と話したそうだ。
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ハリー王子の涙
それは1997年9月の母ダイアナ妃の葬儀を思いだしてしまったから。ウィリアム皇太子は別な女性にも「泣かないで、私も泣いてしまうから」と声をかけたことが報じられている。エリザベス女王が亡くなって1週間、多くの葬儀関連行事に出つづけている皇太子は「気が動転している」ことを認めている。
Prince Harry grieved his grandmother Queen Elizabeth at her services. https://t.co/tYoh6HK3Pw
— HollywoodLife (@HollywoodLife) September 15, 2022
弟のハリー王子もウェストミンスター・ホールでのミサで胸がつまり、涙を見せた。喪に服す期間が、兄弟ふたりの距離を縮めたようだ。仲違いしているという噂とは裏腹に、兄弟は9月10日にキャサリン皇太子妃やメーガン夫人を伴い、ウィンザー城を一緒に訪れた。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)