ウィリアム皇太子夫妻、ハリー王子夫妻を連れてウィンザー城に登場。

Culture 2022.09.12

9月10日(土)、ウィンザー城で行われたエリザベス女王の葬儀で、キャサリン皇太子妃は4人の中でひときわ目立っていた。

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キャサリン皇太子妃、ウィリアム皇太子、ハリー王子、メーガン夫人。(イギリス、2022年9月10日)photography: Getty Images

手をつないで歩くメーガン夫人ハリー王子が登場。キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子は手を触れることすらしなかった。9月10日(土)にウィンザー城で撮影された、キャサリン皇太子妃、ウィリアム皇太子、ハリー王子、メーガン夫人の2年ぶりとなる貴重な映像の中で、2組のカップルのコントラストは見過ごせなかった。この日、彼らは9月8日に亡くなったエリザベス女王に敬意を表して行進するために集まっていた。キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子の謙虚さと距離感、そしてメーガン夫人とハリー王子の愛情が対照的な、感動的で厳粛なイベントであった。

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ハリー王子はメーガン夫人の手を離さない

メーガン夫人とハリー王子は手をつなぎ、頭を下げて、かつてないほど団結している。一方、ウィリアム新皇太子は、妻に一瞥もくれず、自信に満ちた足取りでウィンザー城の門をくぐった。妻のキャサリン皇太子妃も同様である。キャサリン皇太子妃は、黒装束に身を包み、顔を閉じて、新皇太子妃として登場し、歴史的な役割をしっかりと果たしている。

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ダイアナ妃の足跡をたどって

キャサリン皇太子妃は、夫の亡き母であるダイアナ妃の称号(「プリンセス・オブ・ウェールズ」)を継承する。本来であれば、カミラ・パーカー・ボウルズ(現クイーン・コンソート(王妃))の後を継ぐはずだが、夫である国王チャールズ3世の前妻への配慮から、後妻は王妃になることを望まなかった。「ウィリアム皇太子ご夫妻は、これまでと同じように控えめで謙虚な姿勢で、その役割に臨まれるでしょう。キャサリン新皇太子妃は、その役割にまつわる歴史に感謝しつつも、当然ながら未来を見据え、自らの道を切り開こうとするでしょう」と、ある王室関係者はタブロイド紙「ザ・サン」に語っている。

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王妃のジュエリー

キャサリン皇太子妃もまた、プリンセスという新たな役割を胸に刻み、ジュエリーを選んでいるようだ。エリザベス女王が亡くなった翌日の9月9日、ウィリアム皇太子の妻は英国人デザイナー、アヌーシュカ・デュカスの18カラット・パールのイヤリングをつけているところを写真に撮られた。ミラー紙によると、これは故女王への敬意と、王室の伝統をあるべき形で継承しようという思いが込められているという。真珠は葬儀の時に必ず女性が身につけるもので、「喪服のジュエリー」とも呼ばれる、とメディアは報じている。

キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子は、自分たちがチャールズ3世の後の王位につくための最前線にいることを理解し、自分たちの未来を受け入れるための準備をすでに始めているのだ。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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