アンジェリーナ・ジョリー、次回作は歌手マリア・カラスの伝記映画。
Culture 2022.10.26
47歳の女優は、1977年に亡くなった名ソプラノ歌手を演じるという重責を担うことになる。パブロ・ラライン監督によるこの作品の公開日はまだ発表されていない。
「マリアの人生と遺産をスクリーンに映し出すという責任をとても重く受け止めています」とアンジェリーナ・ジョリーは語った。photography: Getty Images
2021年に映画『エターナルズ』に主演した後、アンジェリーナ・ジョリーは、「バラエティ」紙が報じたように、ギリシャ出身の歌手マリア・カラスの伝記映画でスクリーンに戻る予定だ。47歳の女優は、2013年に映画『No』でアカデミー賞にノミネートされたパブロ・ラライン監督の長編映画で、マリア・カラスを演じる。『マリア』と名付けられた本作のあらすじは「世界最高のオペラ歌手の波乱に満ちた美しくも悲劇的な人生の物語を、1970年代のパリでの彼女の最後の日々を再現する」である。
「映画とオペラという、私が最も情熱を傾けているふたつのものを組み合わせる機会を得たことは、待望の夢だったのです。そして、最高に勇敢で好奇心旺盛なアーティスト、アンジェリーナ・ジョリーとそれを実現できることは魅力的です。まさにギフトです」と映画監督のパブロ・ララインはアメリカのメディアに対してコメントしている。
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ソプラノ歌手
ギリシャ生まれの最も有名なソプラノ歌手、マリア・カラスは1923年にマンハッタンで生まれ、13歳でギリシャでオペラの訓練を受け、その後イタリアに渡った。数年後、オペラ歌手として頂点を極めたが、いくつかのスキャンダルが彼女の名声を揺るがした。イタリアの歌手レナータ・テバルディとのライバル関係や、ジャッキー・ケネディの夫アリストテレス・オナシスとの関係もそのひとつだ。
ジョリーは、マリア・カラスについて語った。「マリアの人生と遺産をスクリーンに映し出すという責任をとても重く受け止めています。その挑戦のために、私はすべてを捧げます」と語った。並行して、ブラッド・ピットの元妻は、5作目の長編映画「Whitout Blood(原題)」を制作中で、サルマ・ハエックとデミアン・ビチルが共演する予定だ。
text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi