ダイアナ妃最後の夏休み、「ザ・クラウン」シーズン6で完全再現!

Culture 2022.11.05

女優のエリザベス・デビッキは、地中海のヨットで、大きなサングラスとダイアナ妃の象徴的な水着を着て撮影に臨んだ。

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ドディ・アルファイドとサントロペで休暇を過ごすダイアナ妃。(フランス、1997年7月)photography: Getty Images

女優のエリザベス・デビッキは、ダイアナ妃がドディ・アルファイドとサントロペでクルーズを楽しんだ際に来ていた象徴的なプリントの水着を着用した。「ザ・クラウン」シーズン6でダイアナ妃を演じる女優のエリザベス・デビッキは、豪華なヨットの上で大きな黒眼鏡の奥で微笑みながら登場した。1997年の夏、地中海で、当時ドディの父親が所有していた豪華ヨット、ジョニカルの船上で、最後の瞬間を再現することが問題となっている。その1ヵ月後、パリで休暇を終えた夫妻は、パパラッチに追われながらアルマ橋の下で不慮の事故に遭い、命を落とした。

 

 

「クラウン」のセットに登場したエリザベス・デビッキ。

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印象的な写真の数々

事故の前、ダイアナ妃と大富豪ドディ・アルファイドは、ドディ・アルファイドのヨットでサン・ローラン・デュ・ヴァルからサントロペ、そしてサンジャン・カップ・フェラへと移動した。その後、ふたりはイタリアのポルトフィーノに立ち寄った。この夏の滞在中にパパラッチが撮影した写真の多くは、ダイアナ妃の人生最後の幸せな時間を刻む印象的なものとなった。ドディとのキス、ボートのデッキに座って宇宙を見つめる写真、そして象徴的なヒョウ柄ワンピース水着が皆の記憶に残っている。

 

 

エリザベス・デビッキVSダイアナ妃

10月末には、16区にあるアルマ橋の下で撮影されたシーンが公開され、物議を醸した。本シリーズは、ダイアナ妃の死に至る最後の出来事を再現している。ある種ののぞき見主義を非難する声や、エリザベス女王の死去後、英国が喪に服していることを想起させるとの声が上がっていた。

ネットフリックスの担当者は、「事故の衝撃の瞬間を正確に見せることはない」と断言した。しかし、ある関係者は、シリーズ制作者のピーター・モーゲンが、新シリーズをめぐる論争の高まりに不快感を募らせていると『デイリー・メール』紙に語った。「アーカイブ素材が山ほどあり、事実関係のコンセンサスが得られていることもあり、前シーズンの方が書きやすかったようです」と、情報筋は語った。そして、「彼は批判に大変トラウマを抱えています。彼はセンセーショナルには扱っていないし、(中略)王室の評判を落とそうとしたわけではありません」と監督を擁護した。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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