シドニー・スウィーニーが披露した"メタリックなバストトップ"とは⁈

Culture 2022.11.21

ロンドンで行われた「GQ Men of the Year Awards」に出席したアメリカ人女優シドニー・スウィーニーが、彫刻のような衣装で登場し、話題を呼んだ。

ラクアン・スミスによる金属製のビスチェを身につけたシドニー・スウィーニー。（2022年11月16日、ロンドン）photography: Getty Images

インスタグラムが女性たちの乳首を検閲している今、レッドカーペットでは肉体とヌードの美しさが目立っている。シドニー・スウィーニーもセクシーの例外ではない。11月16日（水）、ロンドンで開催された「GQ Men of the Year Awards」に、25歳のアメリカ人女優シドニー・スウィーニーが、ドレープのかかったアシンメトリーのロングブラックドレスに、乳首が尖ったメタリックなビスチェを着けて出席した。

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この衣装は、ニューヨークのデザイナーで、特徴的なセックスアピールで巨匠となったラクアン・スミスによるもの。ビヨンセ、リアーナ、レディー・ガガなどのポップの女王たちは、彼によるハイヒールブーツ、ラテックスボディ・スーツ、トランスペアレントな魚網のロングドレスが大のお気に入りだ。絶対的なものと過激なものは勝利を収める。恥ずかしがることなく、堂々とすることが大切だ。

バストの形状を再現した金属製のビスチェ。photography: Getty Images

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アシンメトリーな透かし彫りの黒のロングドレスにビスチェをあわせた。photography: Getty Images

シドニー・スウィーニーのこのルックは、漫画家ジャン・クロード・フォレストの仏コミックを原作とした映画監督ロジェ・ヴァディムの1968年の長編映画『バーバレラ』のリブート版を彷彿とさせる。ドラマシリーズ「ユーフォリア」で人気を博した女優シドニー・スウィーニーがジェーン・フォンダ役を演じることが決定したのだ。当時としてはポップで（当時はパコラバンヌと契約）軽やかな服装で、自由なモラルを持ったSFヒロイン役を引き継ぐ。

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映画の原作となったコミックでは、バーバレラは自分のセクシュアリティや男女のパートナーを決定する独立した女性である。1968年5月革命を象徴する活発なヒロインだが、映画館で公開された際、感動をもたらすというより、スキャンダルな雰囲気ばかりを漂わせていた。