ナオミ・キャンベルとイザベル・ユペール、プランタンのクリスマス除幕式に出席。
Culture 2022.11.22
11月9日、パリのプランタンデパートのクリスマス・ショーウィンドウ除幕式に、イギリス人スーパーモデルとフランス人女優がシックな装いで登場した。
プランタンデパートのCEO、ジャン=マルク・ベレシュを囲んだイザベル・ユペールとナオミ・キャンベル。photography: Stephane Cardinale/ Getty Images
パリのオスマン大通りが一気にクリスマス色に染まった。パリ8区を代表するプランタン・デパートは、毎年何百万人もの通行人を魅了するクリスマス・ショーウィンドウで有名だ。どうやら経営陣は、そろそろ飾り付けを始める時期だと判断したようだ。11月9日の除幕式にはフランスの女優イザベル・ユペールとイギリスのスーパーモデル、ナオミ・キャンベルの2人がゲストとして来場した。
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フューチャリスティックなサングラス
ふたりはスペインのブランド、「ロエベ」を代表し、近未来的なサングラスをかけて登場した。共にシックでアンドロジナスなルックは、同ブランドのクリエイティブ・ディレクターで、自身の名を冠したブランド「J.W.アンダーソン」も手がけるジョナサン・ウィリアム・アンダーソンの世界観に通じるものがある。ふたりはデザイナーやプランタンのCEO、ジャン=マルク・ベレシュと並んでテープカットに臨んだ。
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52歳のナオミ・キャンベルが着ていたのは真っ白なシャツにシンプルな黒のパンツスーツで、首にはゴールドチェーンのネックレスを3つつけていた。そのうちの1つには赤いハートのペンダントが、もうひとつには護符ハムサがついている。小物はカーキのポシェット。一方、セザール賞で最多の16回ノミネートされ、国際的な賞も数多く受賞しているイザベル・ユペールは、ライトグレーのワイドパンツスーツに真っ赤なトップスで登場した。シルバーのジュエリーをつけ、小さな黒のハンドバッグを持っている。
当初は同ブランドを代表して母娘モデルのシンディ・クロフォードとカイア・ガーバーの出席が予定されていたが、「やむをえない事情」により、母娘は米国に留まった。
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テーマはサーカス
今年のショーウィンドウのテーマはサーカス。11枚のウィンドウで4つの場面が描かれている。組み立てには約3週間、昼夜650時間を要した。ロエベをパートナーとして制作されたこのウィンドウの中で、いたずら好きな大道芸人や陽気なブランコ乗りの人形たちが、1月になるまで子どもも大人も楽しませてくれるだろう。
text: Annabelle de Cazanove (madame.lefigaro.fr)