モナコのステファニー公女の息子、ルイ・デュクリュエが妻の妊娠を公表。
Culture 2022.11.29
モナコ公室にハッピーなニュース。モナコ大公の妹、ステファニー公女の息子ルイ・デュクリュエは2日、妻のマリー・シュヴァリエが第1子を妊娠したことをインスタグラムで発表した。
モナコのナショナルデーでのマリーとルイ・デュクリュエ。(2022年11月19日、モナコ) photography: Getty Images
モナコ公室のグリマルディ家に新メンバーが登場する予定だ。モナコのステファニー公女の息子でモナコ王位継承順位15位のルイ・デュクリュエ、29歳と妻マリー・シュヴァリエにまもなく第一子が誕生するからだ。夫妻は11月23日、愛犬パンケーキのバンダナの写真をインスタグラムに投稿した。そこには「もうすぐお兄ちゃん」とあった。投稿のキャプションには「ひとつの冒険が始まろうとしている」と書かれていた。
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これに対する反応は早かった。ルイ・デュクリュエの異父妹のカミーユ・ゴトリーブ(父親は元宮殿護衛のジャン=レイモン・ゴトリーブ)は待ち遠しくてたまらないようで、「最高のおばさんになる」宣言をした。モナコ大公アルベール2世の婚外子のひとりで米国人タマラ・ロトロの娘、ジャズミン・グリマルディも「おめでとう、素敵な家族ね」とメッセージを寄せた。
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ひとめぼれ
いとこのアンドレア・カシラギやピエール・カシラギと比べると、ルイ・デュクリュエは社交界での活動も控えめだ。将来の妻に出会ったのは2011年、カンヌのナイトクラブでだった。王室情報誌、「ポワン・ド・ヴュ」誌のインタビューでルイ・デュクリュエはこんな風に語っている。「(マリーは)友人と一緒にいた。とてもきれいな人だなと思った。彼女の方はその晩、僕に気づかなかったそうだ。それから新学期となり、当時、フランスのソフィア・アンティポリスにあるスケマ・ビジネス・スクールに通っていた僕は同校の学生委員会の委員長だった。ある日、キャンバスを歩いてくる彼女を見かけた......」その後、お互いに憎からず思っていることが判明したものの、すんなりおつきあいということにはならなかった。マリーは2018年11月に同じ「ポワン・ド・ヴュ」誌に、「ふたりとも同じぐらいシャイなので、時間がかかりました。互いに目で追っていて、私は彼と、彼は私と一緒にいたいと思っていることを、学校中が知っていました。でもふたりのどちらかが最初の一歩を踏み出すまでに半年必要でした」と語っている。
6年間つきあった末の2018年2月、ルイ・デュクリュエはベトナム旅行中にマリー・シュヴァリエにプロポーズした。結婚式は翌年の2019年7月27日、ルイ・デュクリュエが敬愛する祖父レーニエ3世に敬意を表してモナコの大聖堂で、200人を招いておこなわれた。モナコ公室のメンバーがここで結婚式を挙げるのは、1956年4月のレーニエ3世とグレース・ケリーの式以来だった。
text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr)