エリザベス女王の死去、オランダ王女の脅迫、美しきスペイン王妃...写真で振り返る、2022年の世界の王室
Culture 2023.01.02
2022年は英国のエリザベス女王の死去というニュースがあった一方、ロイヤルファミリーたちの人生において幸せ溢れる印象的な行事もたくさんあった。今回は、そのベストフォトを一挙ご紹介したい。
プラチナジュビリーでのエリザベス女王と曾孫のルイ王子。(ロンドン、2022年6月2日)photography: Getty Images
かつてエリザベス女王は、1992年をラテン語で「annus horribilis(ひどい年)」であったと述べた。30年後の2022年も、英国王室にとって決して楽な年ではなかった。ここ数カ月、英国王室は実に紆余曲折に富んだ、(残念ながら)あまり喜べないニュースを経験してきた。英国女王の死、アンドルー王子の事件、メーガン夫人とハリー王子の衝撃的なドキュメンタリー番組の放送。特にウィンザー家は2023年こそ良い年にしたいと考えているだろう。2022年のロイヤルファミリーを写真で振り返ろう。
幸いなことに、いくつかの出来事が私たちを笑顔にしてくれた。その一例が4歳のルイ王子のおどけた姿である。6月2日、エリザベス女王の在位70周年を祝う記念行事の初日、キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子の末っ子はバッキンガム宮殿のバルコニーで変顔を見せたり、歓声を上げたりして、インターネット上で注目を集め、笑いの渦に巻き込み、インターネットで拡散された。2022年は、キャサリン皇太子妃のラグビートレーニング、1917年以来のロマノフ家の子供の誕生、そしてモナコ公室ルイ・デュクリュエとマリーの赤ちゃん誕生も印象的であった。
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【画像】ベスト・オブ・ロイヤルティ 2022
2022年1月9日の40歳の誕生日に向けて、キャサリン皇太子妃は3枚の新しいポートレートを公開した。未来の女王にふさわしい姿。
photography: Abaca
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2月上旬、ハリー王子から引き継いだキャサリン皇太子妃が、英国ラグビーの新しい後援者になった。(ロンドン、2月2日)
photography: Getty Images
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未成年者への性的暴行と強姦で告発されたアンドルー王子は、1月にすべての公的役割を剥奪され、4月27日に王位継承権、およびヨーク公の称号も剥奪された。(バークシャー州、2021年4月17日)
photography: Abaca
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2月5日の在位70周年に際して、エリザベス女王は、当時のチャールズ皇太子の妻カミラ夫人が、夫が英国王位に就く日に王妃となることを発表した。(ロンドン、2022年1月20日)
photography: Getty Images
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レゴ・プレイラボ・ファンデーションで滑り台に挑戦するキャサリン皇太子妃の童心に返った姿。(コペンハーゲン、2022年2月22日)
photography: Getty Images
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スペインのレティシア王妃は、「ヴィシヴァンカ(ウクライナの民族衣装の俗称)」ブラウスを着用し、ウクライナへの支援を表明した。(マドリード、2022年3月3日)
photography: Abaca
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エリザベス女王は3月7日、ウィンザー城でカナダのジャスティン・トルドー首相を迎え、新型コロナウィルスでの感染以来、初となる公式な対面外交を果たした。
photography: Abaca
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3月末、キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子は、エリザベス女王のプラチナジュビリー(在位70年)の一環として、ベリーズ、ジャマイカ、バハマに1週間訪問した。(アバコ諸島、2022年3月25日)
photography: Abaca
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雨の日の結婚式は幸運をもたらす(フランスのことわざ)。バハマの公式ツアーで、カジュアルな服装で雨をしのぐウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃。(ナッソー、2022年3月25日)
photography: Getty Images
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ウィリアム皇太子は、妻も参加したカリブ海ツアーで、領土の奴隷貿易における王室の役割について「深い悲しみ」を表明した。 (キングストン、2022年3月24日。)
photography: Abaca
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フィリップ殿下を偲ぶ式典に、エリザベス女王はアンドルー王子の腕に抱かれて到着した--彼はエプスタイン事件への関与を疑われて以来、失脚している。 (ロンドン、2022年3月29日)
photography: Abaca
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4月30日、モナコ公国のシャルレーヌ公妃は、離婚の噂もあった数カ月の療養生活を経て、モナコE-Prixで初めて家族に囲まれ公式の場に姿を現した。
photography: Abaca
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5月10日、母であるエリザベス女王に代わり、チャールズ3世がロンドンの英国議会で「玉座からのスピーチ」を行う。
photography: Abaca
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ルイ王子は、エリザベス女王のプラチナ・ジュビリーの主役として、表情豊かな顔とおどけた様子を見せた。(ロンドン、2022年6月2日)
photography: Getty Images
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ソーシャルメディアでは、キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子の末っ子は、多くの人々を笑顔にさせている。(ロンドン、2022年6月5日)
photography: Getty Images
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マドリードでスペインのレティシア王妃とキスするエマニュエル・マクロン大統領。(2022年6月28日撮影)
photography: Abaca
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ヨルダンのラーニア王妃とアブドラ2世の娘であるイマン王女が、ジャミール・アレクサンダー・テルミオティスとの婚約を発表したことを、ハシェミット宮が7月6日にホームページとSNSで明らかにした。
Instagram / @queenrania
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ジョージ王子が両親とウィンブルドン大会に初参加。ここではキャサリン皇太子妃と一緒に。(ロンドン、2022年7月10日)
photography: Getty Images
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ネルソン・マンデラ氏に捧げる国連総会でのスピーチをするハリー王子。 (ニューヨーク、2022年7月18日)
photography: Abaca
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カタマランレースでニュージーランドチームと対戦するウェットスーツ姿のキャサリン皇太子妃。(プリマス、2022年7月31日)
photography: Getty Images
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コモンウェルスゲームのスタンドでのシャーロット王女のおちゃめな姿。兄弟と一緒ではない初めての公務。(バーミンガム、2022年8月2日)
photography: Getty Images
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メーガン夫人とハリー王子がワン・ヤング・ワールド・サミットで英国カムバックを果たした。(マンチェスター、2022年9月5日)
photography: Getty Images
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キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子の3人の子供ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子がラムルック・スクールに入学。(ブラックネル、2022年9月7日)
photography: Abaca
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宮殿の上には半旗が掲げられ、BBCから「国王陛下万歳」が流れた。バッキンガム宮殿は9月8日(木)午後7時30分、「エリザベス女王陛下が本日午後、バルモラルにて安らかに息を引き取られました」と発表した。
photography: Getty Images
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首脳会談:ウィンザー家の結束を示すため、エリザベス女王の死後、キャサリン皇太子妃、ウィリアム皇太子、ハリー王子、メーガン夫人が揃ってウィンザー城前で弔辞を述べた。(2022年9月10日)
photography: Abaca
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エリザベス女王の死去後、その息子チャールズ3世は、バッキンガム宮殿から君主に敬意を表して、力強く、親密なスピーチを行った。(2022年9月9日)
photography: Abaca
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チャールズ3世は短気なところがある。公文書に署名する際、怒りでペンからインクが漏れてしまったのだ。(9月13日、ベルファスト)
photography: Abaca
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エディンバラでエリザベス女王の棺を渡す際のアンドルー王子。(2022年9月12日)
photography: Abaca
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エリザベス女王の4人の子供たち(チャールズ3世、アン王女、アンドルー王子、エドワード王子)とウィリアム皇太子、ハリー王子の葬儀での葬送行進曲。(ロンドン、2022年9月19日)
photography: Getty Images
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エリザベス女王の葬儀ミサの後のシャーロット王女の涙。(ロンドン、2022年9月19日)
photography: Abaca
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エリザベス女王の葬儀で涙を流すメーガン夫人。(ロンドン、2022年9月19日)
photography: Getty Images
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キャサリン皇太子がバーの裏に入り、シェーカーを使ってアルコールドリンクを作る。(ベルファスト、2022年10月6日)
photography: Abaca
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ハリー王子夫妻の今まで見たことのない姿がまたひとつ明らかに。手をつないで、友人のミサン・ハリマンのレンズの前でポーズをとるハリー王子夫妻。エリザベス女王が亡くなる数日前に開催された「ワン・ヤング・ワールド」サミットのためにマンチェスターを訪れた際の一コマだ。
Instagram:@misanharriman
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ウィリアム皇太子は戦いを挑んでいる。ボクシンググローブを装着し、リングに上がる準備は万端だ。(ロンドン、2022年10月13日)
photography: Abaca
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10月26日、ヴィクトリア・ロマノヴナが自身のInstagramアカウントで、数日前の10月21日に誕生したばかりの息子、アレクサンダー王子の公式写真を初めて公開した。ジョージ・ミハイロヴィチ大公夫妻の第一子であり、1917年以降ロシアで生まれた最初のロマノフ家の子供である。
Instagram:@rebecca_victoria_romanoff
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10月に雑誌「バラエティ」で撮影され、物議を醸したメーガン夫人の写真撮影の舞台裏を紹介。
Instagram: @variety
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オランダのカタリナ=アマリア王女は、10月13日に襲撃や誘拐の脅迫を受けて厳重に保護されていると発表されて以来、公の場に姿を現した。(アムステルダム、2022年11月4日)
photography: Abaca
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9月末、デンマーク女王マルグレーテ2世の発表は、雷鳴のように響いた。女王は、孫のニコライ王子、フェリックス王子、ヘンリック王子、アテナ王女から、ある種の貴族称号を取り上げることにした。この決断の正式な理由は? 君主は孫に普通の生活をさせ、「自分の人生を自分で切り開くようにさせたいと考えている。(カムデン、2022年12月4日)
photography: Abaca
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モナコの建国記念日にグリマルディ家が総出で集まった。その中には、カロリーヌ・ド・モナコの子供たちも含まれていた。(2022年11月19日)
photography: Abaca
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エリザベス女王の元侍女でウィリアム皇太子の名付け親でもあるスーザン・ハッセー女史は、バッキンガム宮殿でのレセプションで黒人客に対して不適切な発言をしたため、人種差別を理由に11月末に宮殿の職を辞した。 (サンドリンガム、2011年1月23日)
photography: Abaca
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モナコ公国ファミリーは幸せに包まれている。ルイ・デュクルエは11月23日、インスタグラムで妻のマリー・シュヴァリエが第1子を妊娠したことを発表した。夫妻はこのニュースをシェアし、パンケーキという名の愛犬のバンダナには「もうすぐお兄ちゃん」と書かれていた。
Instagram: @louisducruet
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国王の護衛に扮したアメリカ人の少年を面白がるウィリアム皇太子夫妻。(ボストン、2022年12月1日)
photography: Getty Images
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キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子は、ボストンでのアースショット賞授賞式で米国ツアーを終えた。(2022年12月2日)
photography: Abaca
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メーガン夫人とハリー王子は、英国王室内の人種差別撤廃への取り組みが評価され、ロバート・F・ケネディ人権賞を受賞した。(2022年12月6日、ニューヨーク)
photography: Abaca
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キャサリン皇太子妃自身が主催するクリスマスコンサートにお揃いの衣装で登場した一家。(2022年12月15日、ロンドン)
photography: Getty Images
text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi