サルマ・ハエック、レッドカーペットで纏った"ヌード"なドレスの舞台裏とは?
Culture 2023.01.19
セレブリティのレッドカーペットでのメイクアップの裏側には、何人ものスタッフの存在と何時間もの準備時間があることが多い。サルマ・ハエックのInstagramの投稿は、このことを実感させるものだった。
2023年1月10日、ゴールデン・グローブ賞授賞式でのサルマ・ハエック。photography: Abaca
ゴールデン・グローブ賞からアカデミー賞、カンヌ映画祭を経て、世界中のさまざまな試写会など、セレブリティは数多くの公の場に登場している。そこには、イブニングドレス、目もくらむようなハイヒール、完璧な美容法などのプログラムが用意されている。そして、写真を通じて人々に夢を与えているが、その結果のため、時には1日かけて準備することなど一般人には想像もつかない。女優がこの種のイベントでセルフメイクやヘアスタイリングをすることはほぼないことはよく知られているが、多くの人がその完璧な肌、魅惑的なスモーキールック、入念にデザインされたウェーブヘアに憧れを感じる。
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透明感
美容師やメイクアップアーティストは、こうしたイベントの写真を参考として渡されると、「日常生活で、こんな仕上がりはありえない」と説明することが多いそうだ。そして、サルマ・ハエックも自身のInstagramアカウントでそのことについて念押ししている。投稿では、ゴールデン・グローブ賞に向けて準備するためにチームが要した作業を強調した。
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「ヨーロッパに到着して、目覚めて、ドレスに身を包んで、飛行機を降りました……なんて言えたら良いのですが。しかし、実際のところ、ゴールデン・グローブ賞の準備をするために、大人数の美容のプロフェッショナルが必要だったのです」と綴り、自分のチーム、そしてドレスを提供してくれたグッチ、ジュエリーを提供してくれたブシュロンに感謝の意を表した。女優でありプロデューサーでもあるサルマは、キャプションで、このスタイルを実現するために裏方として働いてくれた、美容師、メイクアップ・アーティスト、ネイリスト、スタイリストたちを賞賛した。彼女の美容師もサルマに事前にフェイシャルケアを施したスタッフを信頼している。
サルマ・ハエックの透明感はよく知られるところであり、彼女の功績でもある。2021年2月には、ビキニ姿の写真を数枚投稿している。年末にビキニを着るため、かなり減量し、運動もした。「この写真を撮っておいてよかった」と恥ずかしげもなく語ったのは、休日最初の週だった。表向きの笑顔や完璧な姿の裏側には、多くの努力と苦労があることを気づかせてくれる。
text: Justine Feutry (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi