チャールズ3世、ハリー王子夫妻の訪英時にバッキンガム宮殿での面会を申し出る。

Culture 2023.03.07

フロッグモア・コテージから彼らを追い出した国王チャールズ3世は、ハリー王子夫妻が英国に来るたびにバッキンガム宮殿でもてなすことを提案した。

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メーガン夫人とハリー王子。(2018年1月9日、ロンドン) photography: Getty Images

関係修復となるのだろうか? 英国のマスコミによると、チャールズ3世は、王室を再び統合するための努力を重ねているという。3月5日(日)の英タブロイド紙『デイリー・メール』は、国王が次男のハリー王子と妻メーガン夫人に対し、5月6日(ハリー王子夫妻の息子アーチーの4歳の誕生日)にロンドンで行われる戴冠式に出席をすれば、バッキンガム宮殿の扉を開く用意があることを明らかにした。英国のマスコミによると、内部交渉が進行中だという。英日曜紙『サンデー・タイムズ』が掲載した夫妻の広報担当者のコメントよると、「ハリー王子は最近、国王のオフィスから戴冠式に関するメールを受け取っている。夫妻が出席するかどうかについては、現段階では発表することはない」という。

チャールズ3世が次男と関係修復をしようとしているもうひとつのサインとして:「国王は、ハリー王子夫妻が将来英国を訪れる際に、バッキンガム宮殿に宿泊できるようにすることで関係修復を図ろうとしている」と英タブロイド紙『メール・オン・サンデー』は伝えている。

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チャールズ3世、手を差し伸べる

しかし、『デイリー・メール』が掲載した王室に近い情報筋によると、チャールズ3世とカミラ王妃はウィンザー一族の緊張を和らげようとしているものの、ハリー王子の回想録『スペア』での暴露に激怒しているという。カリフォルニアで暮らすハリー王子は、そのページ全体を通して、王室一家を省みず、危険で邪悪だと訴える義母のことを躊躇せず批判している。とはいえ、新国王チャールズ3世は、危機的状況に見舞われた英国において、結集という名のカードを切りたいと考えている。「国王は悪い人間ではありません。弟のアンドルー王子がホームレスや無一文になるのを見たくはないのです。また、ハリー王子夫妻の英国での拠点を奪うことも望んでいません」と、『デイリー・メール』の関係者は続ける。

「ハリー王子夫妻にとって、ロンドンの家はフロッグモア・コテージよりもずっと良い選択肢になることでしょう。特にハリー王子夫妻はずっとバッキンガム宮殿の部屋を欲しがっていましたから」。その他の仮住まい場所も検討されている。英国のマスコミは、特にセント・ジェームズ・パレスやダイアナ妃の旧居を予想している。

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ハリー王子夫妻、フロッグモア・コテージからの退去を求められる

チャールズ3世が、故エリザベス女王が2018年に結婚祝いとしてハリー王子夫妻に贈ったウィンザーの物件、フロッグモア・コテージから次男夫妻が退去するよう命じたというニュースが今週流れた。2月28日付の英タブロイド紙『ザ・サン』の報道によると、ハリー王子夫妻は1月にハリー王子の回顧録『スペア』が出版されたことを受け、約1カ月前に立ち退きの通知を受け取っていた。意外なことに、国王はこの家を、ジェフリー・エプスタインのスキャンダルに巻き込まれて失脚した弟のアンドルー王子に提供する予定だと伝えられている。

text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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