「マリファナとメーガンに救われた」ハリー王子が医師に告白。

Culture 2023.03.07

ハリー王子は土曜日、トラウマ専門医との長時間のインタビューに応じ、英国王室の他の家族とは自分が常に少し違うと感じていたこと、そしてマリファナを吸うことで楽になれていたことなどを明らかにした。

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Netflixのインタビューに答えるハリー王子。photography:PA Images/Aflo

英国王室は、ハリー王子の公の場でのスピーチを恐れてきた。ウィンザー一族の問題児であるハリー王子は、3月4日(土)にカナダ出身の医師で作家としても活躍するガボール・マテとライブディスカッションに参加した。ハリー王子は英国王室そして、父である英国国王チャールズ3世を批判し、彼らの受けている被害よりも、抱える恐怖心の方が大きいのかもしれない。ハリー王子(38歳)は、「壊れた家族」の中で育ったため、子どもたち、アーチー(3歳)とリリベット(1歳)に「トラウマ」を伝えないように最善を尽くしている、とマテに語った。

一部の視聴者に限定生中継されたこのインタビューについて、複数のメディアが報じたところによると、「私の人生、若い頃を通じて、自分は他の家族とは少し違うと感じた」と、ハリー王子はガボール・マテに語った。

「そのような環境の中で私は奇妙に感じていた。そして私の母も同じように感じていたのだと思う」と、母親であるダイアナ妃についても言及した。また、ハリー王子は、妻であるメーガン夫人に救われたとも語っている。「別世界からやってきて、自分を助けてくれた特別な人」だという。

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「マリファナには本当に助けられた」

トラウマ、中毒、病気に関するいくつかの著書を持つマテは、インタビューの中で、ハリー王子が注意欠陥障害に苦しんでいると述べた。12歳で母親を亡くし、その後アフガニスタンで英国軍に従軍するなど、王子の人生を総括し、専門医は「多くのトラウマ」に苦しんでいると語った。

今回のディスカッションは、薬物とアルコールに溺れた10代、そして父である国王チャールズ3世や兄ウィリアム皇太子との関係破綻について詳細に記した、物議を醸している回顧録『スペア』を1月に出版した後に行われた。今回、ハリー王子は10代の頃にマリファナとコカインを常用していたことを認めた。マテの問いかけに、ハリー王子は、コカインは「(自分には)何の効果もなかった」と繰り返したが、マリファナについては「本当に助けられた」と述べた。

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ウィンザー家の人間関係は多少和らいだと噂されるものの、ハリー王子とメーガン夫人は、5月6日にロンドンで行われるチャールズ3世の戴冠式に出席することをまだ確定していない。

英国のマスコミによると、内部交渉が進行中という。英日曜紙『サンデー・タイムズ』が掲載した夫妻の広報担当者のコメントよると、「ハリー王子は最近、国王のオフィスから戴冠式に関するメールを受け取っている。夫妻が出席するかどうかについては、現段階では発表することはない」という。

ハリー王子夫妻が戴冠式に出席するために英国に戻るかどうかは、ここ数カ月、英国メディアで多くの憶測を呼んでいる。夫妻が王室を激しく批判しているためである。ハリー王子とメーガン夫人は、2020年に王室を離れて以来、昨年9月エリザベス女王の葬儀には参列したが、英国にはほとんど帰ってきていない。まだまだ驚きの展開が待っているかもしれない。

text: Ségolène Forgar avec AFP (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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