Star Channel "思春期の娘と母"に肉薄した、ケイト・ウィンスレット親子共演ドラマが見逃せない!

Culture 2023.03.27

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英国アカデミー賞(BAFTA)受賞監督ドミニク・サヴェージとともに、英国の実力女優たちがそれぞれのテーマを選び、即興で演じるという画期的シリーズには演者たちのリアルな思いがあふれ、人知れず悩み、涙を流しながら、新しい一歩を踏み出すヒロインたちに共感や気づきを呼び覚まされずにはいられない。そんなイギリス発の女性エンパワーメント・ドラマが『I AM 私の分岐点』だ。これまで、サマンサ・モートン(シーズン1)が英国アカデミー賞の主演女優賞に、サラン・ジョーンズ(シーズン2)が演じたエピソードが作品賞にノミネートされるなど、演劇の本場イギリスで高い評価を得ている。

シーズン1では、ドラマ『ライン・オブ・デューティ』のヴィッキー・マクルアが優柔不断でモラハラ気味のパートナーとの関係を見つめ直すニコラを、また映画『クレイジー・リッチ!』や『エターナルズ』のジェンマ・チェンが結婚や出産のプレッシャーを抱えながら卵子凍結を決意するハナを、そして最新注目映画『ザ・ホエール』のサマンサ・モートンが元カレの借金を背負い込むシングルマザー、カースティをそれぞれ演じる。シーズン2では、ドラマ『女医フォスター』のサラン・ジョーンズが家庭も仕事も順調なのに、完璧主義で自分を追い詰めていくヴィクトリアに、『ブラックパンサー』シリーズのレティーシャ・ライトが心から愛せる相手と出会ったと思った矢先、旧友から思いがけない話を打ち明けられるダニエルに、映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』のレスリー・マンヴィルが60歳の誕生日に「守りに入る人生はイヤ!」と気づくマリアに扮する。

そして、いよいよこの人気シリーズの第3弾『I AM ルース』が日本でも配信、放送される。そのエピソード1を飾るのは、英国を代表する女優ケイト・ウィンスレット。実の娘ミア・スレアプレトンと親子役で初の本格共演を果たしたことでも話題となった。さらに3月22日に発表されたばかりの2023年英国アカデミー賞で、ウィンスレットは主演女優賞ほか3つのノミネートを獲得している。

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食卓で向き合う母ルースと娘のフレヤ。懸命にコミュニケーションを取ろうとするも、10代の多感な娘からは反発を受けてばかりで……。実の親子で表現するぎこちない時間の芝居に、胸が締め付けられる。

ルース(ケイト・ウィンスレット)はふたりの子どもを持つ母親だが、息子は独立して家を離れ、いまは10代の娘フレヤ(ミア・スレアプレトン)とふたり暮らしをしている。以前は明るかった娘が自分を避け、部屋に閉じこもっていることにルースは心を痛めている。娘の変化に戸惑い、なんとか彼女との会話の糸口を掴もうとするが、フレヤは携帯を見つめたまま、母と目を合わそうともしない。ある日、学校に呼び出されたルースは、教師から娘の成績が急激に下がっていることを知らされる。さらにフレヤの携帯を覗き見て、娘がソーシャルメディアに写真を公開していることに気づき……。

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自分のひと言、ひと言に感情を爆発させる娘に、どう対応していいかわからない母。世代間のギャップ、それぞれの考え方の違い、家族間の微妙な均衡など、視聴者が「こういう場面、自分にもあった」と思わされるシーンが目白押しだ。

ティーンエイジャーのソーシャルメディア依存とメンタルヘルスをテーマに選んだウィンスレットは、即興でドラマを引っ張っていくという今シリーズの手法を踏襲し、圧巻の演技をみせる。粘り強く声をかけ、娘の心の扉をこじ開けようとするあまり、繊細な娘の神経を逆撫でする一言を発してしまい、無力感に襲われる。それでも娘の背中に「I LOVE YOU」と言い続ける母の切実な思い。悲しみ、苦しみ、怒りをスリリングに映し出す、大きく見開いたウィンスレットの瞳にカメラが吸い寄せられ、アップが物語を紡いでゆく。

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SNSでのコメントに傷つき自尊心を失い、自分をコントロールできなくなる娘。距離感が掴めない母と娘の物語の結末とは?

「どこまでが現実で、どこまでがフィクションか、その境目がわからなくなった」というウィンスレットの入魂の演技に感応しながら、思春期のフレヤを生きるミア・スレアプレトンのいまにも壊れそうな佇まいからも目が離せなくなる。冒頭から途中何度か、波が逆巻く海に泳ぎ出すウィンスレットの姿が映し出されるが、まさに見る者もざぶんと荒波をかぶるような鮮烈なドラマ体験を約束する。

●問い合わせ先:スターチャンネル

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text: Reiko Kubo

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