ミス・フランスの地方大会、22歳の「母親」が史上初受賞!

Culture 2023.04.02

同イベントの運営側では2022年に参加資格を拡大し、出産歴のある女性も出場できるようになった。

 

Instagram@comitemisspaca

2023年3月18日、フランスで由緒あるミス・コンテスト「ミス・フランス」の地区大会において、同コンテスト史上初めて子どものいる女性が選出され、ミス・南アルプスとなった。22歳のイネス・シコ・ルッセルは今後、ミス・プロヴァンスのタイトルを競い、選出されれば全国大会出場となる。

彼女が注目されるのは、これまで出産歴のある女性には応募資格がなかったからだ。2021年10月、ミス・フランス協会会長にアレクシア・ラロッシュ=ジュベールが新たに就任し、母親でも応募できるよう資格ルールを変更した。2022年6月の「ル・パリジャン」紙の取材でアレクシア・ラロッシュ=ジュベールは、ミスとしての活動を家庭と両立させるのはきっと大変だろうと言いつつ、次のように語っている。「私自身、母親でありながらキャリアを積んできましたし、最初からどうせダメだろうと決めつけたくありません」

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いずれにせよ、イネス自身は選ばれて喜んでいるようだ。「母親として初めて選ばれたことは、美人コンテストの世界で大きな一歩ですし、光栄に思います。ひとつの壁が乗り越えられたのです」と選出直後に地方紙「ラ・プロヴァンス」に喜びを語っている。

昨年2022年には初めてのトランスジェンダー女性の応募もあった。ミス・パリ地区大会に参加し、準ミス第一位となったアンドレア・フュレだ。これもまた、ひとつの大きな変化だった。

text: Justine Feutry (madame.lefigaro.fr)

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