ベッカムが激変! 老け込み過ぎた姿の真意は?

Culture 2023.04.27

サッカー選手のデビッド・ベッカムが4月25日、自身のInstagramに、マラリアとの闘い「ZEROマラリア」のための動画を投稿した。

 

「マラリア、君の対戦相手はここにいる。この病気を私たちの世代で終わらせるためのムーブメント、@zeromalariaの一員であることを誇りに思う。これは勝てる試合なんだ。私たちが生きているうちにマラリアをゼロにするため、何百万もの命を救うために、科学、革新、ツールへの投資が必要だ。#WorldMalariaDay #ZeroMalaria @malarianomoreuk」Instagram@davidbeckham

これは20年後のデビッド・ベッカムの姿? 動画は、白髪でしわが深く刻まれたデビットの姿が映し出されるところから始まり、数秒のうちにいまの姿に戻っていく。そして黒背景に大きな白い文字で「マラリア、我々の未来をもう二度と奪わせない」というメッセージが表示される。

動画後半には、マラリア撲滅運動に参加できることを「誇りに思う」と語るベッカムが、ナイジェリア人映画監督でプロデューサーのメジ・アラビとともに登場。サッカーボールをパスし合いながら、アラビは「科学的研究の進歩が今日、マラリア撲滅の鍵を握っている」と希望に満ちた声で呼びかける。

デビッド・ベッカムは、この短い動画に、「これは、勝てる試合なんだ」とキャプションを添えた。

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60秒にひとり、子どもがマラリアで亡くなっている。

WHOによると、マラリアは寄生虫によって引き起こされる感染症。患者の95%はアフリカ地域に集中している。特定の熱帯蚊に刺されることで感染し、最初は発熱、悪寒、頭痛を引き起こす。痙攣、呼吸困難などの症状が出た場合、24時間以内に治療を受けないと非常に急速に進行し、致命的な状態になることもある。いまも60秒にひとりの割合で、子どもがマラリアで亡くなっている。時間が最も重要な鍵となるのだ。

デビッド・ベッカムの動画に登場するふたりの科学者は、「治療が可能な一方で、世界の指導者たちは政治的な手段を講じてマラリアに対抗する責任があり、そのためには集団的な意識の向上が必要だ」という共通認識を持っている。「私たちはこの病気を終わせるまで、休むことはできない」。この動画に登場する研究者であるダマリス・マトケ氏は、そう断言する。

text: Louise Lucas (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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