戴冠式後、英国王室一家の公式ポートレートが公開!
Culture 2023.05.10
5月6日(土)の戴冠式後、チャールズ3世とカミラ王妃は、ウィリアム皇太子やキャサリン皇太子妃などロイヤルファミリーのメンバーとともに、イギリスの写真家ヒューゴ・バーナンドによる撮影を取り行った。
5月6日の戴冠式後、国王の最初の公式ポートレート。Instagram@theroyalfamily
母エリザベス女王の死去に伴う英国王位継承から8カ月、チャールズ3世(74歳)は5月6日(土)、ウェストミンスター寺院で2000人以上のゲストを前に、千年以上続く英国国教会の儀式に則って戴冠した。また、妻のカミラ女王(75歳)も祝福され、戴冠した。
式典終了後、英国王と女王はバッキンガム宮殿に車で移動し、この歴史的なイベントを撮影するため、英国の写真家ヒューゴ・バーナンドによる写真撮影が行われた。その中の1枚は、ウィンザー家の一員である数名のアクティブなロイヤルファミリーメンバーが、チャールズ3世とカミラ女王の周りに集まっている様子を写している。女性たちは白いドレスを着ており、アン王女だけが軍装のユニフォームを着用している。男性たちはガーター勲章の騎士マントを身に着けている。
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ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃、アン王女とその夫ティモシー・ローレンス海軍中将、エドワード王子とその妻ソフィー妃。さらに、ケント公爵エドワード王子、グロスター公爵夫妻、アレクサンドラ王女も参加している。
一方、ハリー王子は予想通り、公式ポートレートに姿はない。2022年1月に軍所属と王室の後援を剥奪されたアンドルー王子も写真には写っていない。
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初の公式ポートレート
その後、宮殿は、戴冠式以来初めてとなるチャールズ3世の公式肖像画を公開した。頭に王冠をかぶり、白貂のマントを身にまとった国王は、カメラに向かって正装し、玉座に座り、手にはセプターと十字型の宝珠が握られている姿を写真に収めている。
バッキンガムの客間で撮影された別の写真では、戴冠式用のローブを着て立っているカミラ女王の姿が写っている。最後に、4枚目の写真では、国王夫妻が立ち、わずかに微笑んでいる。
AFP通信が引用した最近の世論調査によると、70年ぶりの戴冠式であったにもかかわらず、チャールズ3世は母エリザベス女王に比べて人気が低く、70%以上の英国人がこの週末の祝賀会に出席するつもりはないと回答した。戴冠式は、9月に行われたエリザベス女王の葬儀に比べ、テレビでの視聴率もかなり低い結果となった。
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5月6日、国王チャールズ3世とカミラ女王の戴冠式後の公式ポートレート。写真左から: ケント公爵エドワード王子、グロスター公爵夫人バージット妃、グロスター公爵リチャード王子、ティモシー・ローレンス海軍中将、アン王女、国王チャールズ3世、カミラ女王、ウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃、ソフィー妃、アレクサンドラ王女、エドワード王子。
text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi