ビヨンセ、ワールドツアーライブでまとった"過激なドレス"とは?

Culture 2023.05.14

歌手のビヨンセは、5月10日(火)にストックホルムで公演を行い、過激な衣装で現れた。

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コンサートから24時間足らずで、#beyoncerenaissancetour(ルネッサンス・ツアー)はすでに1000万回以上の再生回数を記録している。photography: Kevin Mazur / Getty Images

期待は高まり、電光石火な雰囲気。昨夜、スウェーデンで、2016年以来行っていなかったビヨンセの新たなワールドツアー「ルネッサンス・ツアー」が正式に開幕した。昨年の夏、彼女はアルバム「ルネッサンス」でのカムバックを果たした。16曲から成るこのアルバムは、ハウスとR&Bの間を行き来するもので、ビヨンセにとって最もファッション性の高い作品となった。アルバムのために特別に作られたバルマンのオートクチュール・コレクションに続いて、デザイナーたちによるステージ衣装の出番となった。

その中でも特に目を引いたのが、初披露のルックだった。ロエベの超ウルトラタイトなボディスーツにスパンコールがあしらわれ、赤い長い爪で手入れされた黒い手が戦略的に配置されている。そのうちの2本の手はスターの脚を駆け上がり、他の2本の手は彼女の体の最もインティメイトな部分を覆い、さらに2本の手は、「ドランク・イン・ラヴ」のパフォーマンス中にビヨンセが観客に背を向けたときに見えた背中の上に置かれていた。

さらに追い打ちをかけるように、ビヨンセはボディスーツに付いているものとそっくりな手袋を身に着けていた。このシルエットは、ロエベのクリエイティブ・ディレクター、ジョナサン・アンダーソンが、2022-2023年秋冬コレクションのルックをもとに、彼女のために特別に制作したものである。

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ファッションも見どころのツアー

彼女はツアーのため、ビヨンセのためにデザインされたデザイナーたちによる衣装を次々と着用した。例えば、「Pure/Honey」の際、1997年の春のコレクションから着想を得た、カスタマイズされたミュグレーのボディスーツを着用。そして、バルマンの2019年春夏コレクションからのパールのビスチェ、デヴィッド・コーマのメタリックアンサンブル、クレージュのシルバーのボディスーツ、最新のシルエットに基づいてリデザインされたアレキサンダー・マックイーンのショルダーパッドのルックなどが続いた。すべてがハイブランドで、彼女にぴったりのサイズだ。そして、アルバムの最初の楽曲で彼女自身が歌うように、ビヨンセは確かに「ザット・ガール(自信を持った強いパーソナリティを持つ女性)」である。

text: Sarah Renard (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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