キャサリン皇太子妃の叔父、ハリー王子をこきおろす。
Culture 2023.05.18
キャサリン皇太子妃の叔父、ゲイリー・ゴールドスミスは、5月13日の英「デイリーメール」紙で、チャールズ3世の戴冠式でのハリー王子の態度を酷評した。
国王チャールズ3世の戴冠式でのハリー王子。(ロンドン、2023年5月6日)photography: Abaca
5月13日の英「デイリーメール」紙に、キャサリン皇太子妃の叔父、ゲイリー・ゴールドスミスが戴冠式の印象を語った記事が載った。のっけから皇太子妃を比類のない「エレガンス」の持ち主とべた褒めだ。ゲイリー・ゴールドマンは姪の素晴らしさを熱く語る一方でハリー王子に対しては冷淡に「甘やかされた悪ガキ」と切って捨てた。
「ウェールズ公爵家のケイト、ウィリアム、シャーロットとルイはとても素敵で、多くの人の目に、この戴冠式で誰よりも堂々とふるまいながらくつろいでいるように見えた」とゲイリー・ゴールドスミスは褒めちぎる。ゲイリー・ゴールドスミスはキャサリン皇太子妃の母、キャロル・ミドルトンの弟だ。戴冠式はテレビで見たそうだが、続けて「それに引きかえハリーときたら。ウェールズ家の数列後ろに座り、無関心な顔。まるですぐカッとなって拗ねるティーンのような態度だった」とけなした。
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「ハリーって誰?」
ゲイリー・ゴールドスミスはハリー王子が自己中心的なことを力説した。「ほら、ハリーがいる。不穏な空気を撒き散らして、甘やかされた悪ガキのようだ。すぐにロサンゼルスに戻って息子の誕生パーティーに出席ときたもんだ。でも、誕生日なんて毎年来る。父親の戴冠式は生涯一度だ。当日、本人は必死にみんなの注目を集めようとしていたが、最高だったのは誰もが彼のことを無視したこと。ハリーって誰? ってね」
さらにハリー王子との比較対象としてウィリアム皇太子の態度を模範的と持ちあげた。「一方、ウィリアムは父親とアイコンタクトを取ろうとしていた。精神的なサポートをしてポジティブな波動を送るためだろう。ここ数年来の出来事が父子を近づけ、団結させた」と評価した。
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「泣き虫王子」
Netflixのドキュメンタリー番組でのハリー王子の王室批判に関しては、全く理解できないと言う。「王室の男性は、『もしかしたら運命の恋の相手だったかもしれない女性よりも型にはまる人』を選ぶ傾向にあるというハリーの発言には怒りを覚えた」と吐き捨てるように言うと姪とウィリアム皇太子以上に「気を許しあっているカップルは見たことがない」ことを指摘した。
「結婚後、女王やエジンバラ公がサポートしてくれたおかげでケイトは自分の役割のなかで見事に成長した」と言うと最後に、「もう、『泣き虫王子と王女』のメーガンとハリーのことなんか忘れよう。王と王妃、皇太子と皇太子妃。この4人が新しい『ファブ・フォー』さ」と語った。この4人が中心となって、よりモダンで「ライト」な君主制へ向かうのだろう。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)