愛用のシャンプーやヘアブラシは? 美容師が語る、キャサリン皇太子妃のヘアスタイル。
Culture 2023.05.20
英「サン」紙は、戴冠式で注目を浴びた皇太子妃の美髪の秘訣を記事で紹介した。
5月6日に行われた戴冠式でキャサリン皇太子妃の洗練されたヘッドピースとアップヘアは注目の的となった。国王夫妻がかすむほどの注目度だったのは、巷に出回るヘアスタイル写真の数もグーグル検索回数も同じぐらい多い皇太子妃ならではの現象だろう。
それにしても皇太子妃のヘアスタイルはいつも見ても完璧だ。どのようにキープしているのか知りたいと思っている人は多いはず。イギリスのメディアも結婚当初から注目してきた。ヒントを見つけるのは簡単だ。2018年、まだケンブリッジ公爵夫人を名乗っていた頃のキャサリン皇太子妃のヘアを担当していたアマンダ・クック・タッカーが皇太子妃のヘアケア道具一式をインスタ投稿したことがある(写真はその後すぐに削除された)。そこにはブラシが13本以上、コーム7本、カールアイロン3台、ドライヤー3台、そしてロレアルのロングセラーヘアスプレー、エルネットを含む8種類のスタイリング製品が写っていた。
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英「サン」紙は最近、皇太子妃のヘアケア製品や皇太子妃のウェディングヘアを担当したリチャード・ウォードのアドバイスを紹介した記事を掲載した。シャーロット王女、ルイ王子の母親が愛用するシャンプーは、ケラスターゼのバン オレオ リラックスのようだ。髪に潤いを与えながらくせを抑え、まとまりやすい髪へ導いてくれる。
美容師のリチャード・ウォードはブラシ選びの大切さも強調した。(合成毛ではない)天然の猪毛で抗菌静電気防止ブラシを使って紙のもつれをほぐすといいそうだ。リチャードはウィリアム皇太子の妻のツヤ髪を生みだした「チェルシーブロードライ」の考案者でもあり、「ピープル」誌のチュートリアル動画でそのブローテクを教えている。「キャサリン皇太子妃の髪に限らず、くせを抑えて髪にツヤを与え、美髪に整えてくれるやり方です」とリチャードは言う。成功の秘訣はきちんと手順を踏むこと。「製品を正しいやり方で使用すること。髪全体を一気に仕上げようとせずにブロック分けしましょう。(中略)ここで根元を持ちあげ、カールを軽く定着させます。これがきれいなブラッシングのベースです」
キャサリン皇太子妃のヘアスタイルのもうひとつの特徴はその色味だ。ベースカラーは変えてないが微妙に手を加えている。「デイリーメール」紙のインタビューで美容師のリチャード・ウォードはカラーリストに希望を正確に伝える大切さを語っている。「リクエストするときは、ベースの色よりやや明るめ、同じぐらい、そしてやや暗めの3つの異なるトーンでハイライトをいれてもらいましょう。これによって立体感がでます」
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もうひとつ、大事なポイントはドライヤーの使い方だ。「よくやる間違いは、ドライヤーをあちこちに動かしすぎることです。髪にうねりが出る原因となります」とのこと。また、ノズルは使うべきだとも言う。
ではキャサリン皇太子妃のように美しいカールを作るにはどうしたらいいのだろう。リチャード・ウォードはヘアアイロンやカールドライヤーに頼らず、カーラーで巻いてから指でカールをほぐすやり方を勧める。キャサリン皇太子妃が「ヴォーグ」誌100周年記念号の撮影現場に頭にカーラーをつけたまま到着したことを同誌の元編集長、アレクサンドラ・シャルマンは明かしている。
最後に、キャサリン皇太子妃のアップヘアが決して崩れないことを不思議に思っている人にお伝えすると、多少の細工は必要だ。ヘアスプレーはもちろんネットも駆使する。ヘアネットはバレリーナ風お団子ヘアの人気復活と共によみがえった、地味ながら効果的なアイテムだ。結婚式の間、凝った髪型をもたせなくてはならないときには最強の味方となる。もちろん、戴冠式の間も。
text: Justine Feutry (madame.lefigaro.fr)