【毎日更新】スコセッシ、デ・ニーロ、ディカプリオ登場! レジェンドが揃ったカンヌ5日目。

Culture 2023.05.21

5日目の大階段。5月20日、第76回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットを3人のレジェンドが歩いた。映画界のビッグスリーは、アウト・オブ・コンペティション部門出品作『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』のワールドプレミアのためにパレ・デ・フェスティバルに現れた。

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カンヌの大階段に立つレオナルド・ディカプリオ、マーティン・スコセッシ、ロバート・デ・ニーロ。photography: aflo

「レオ、マーティン、デ・ニーロ、セルフィーを撮らせて」——熱狂的なファンたちはこんなプラカードを掲げていた。5月20日、第76回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットに、映画界の3人のレジェンドが現れた。1976年、デ・ニーロ主演の『タクシードライバー』でパルムドールを受賞したマーティン・スコセッシ監督は、ロバート・デ・ニーロとレオナルド・ディカプリオというふたりのお気に入り俳優に囲まれて、大階段を上っていった。1986年に『アフター・アワーズ』で監督賞を受賞して以来、スコセッシがクロワゼットに戻ってくるのは実に37年ぶり。歴史的な光景だった。

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ザ・ローリング・ストーンズとブルース・スプリングスティーン

30年以上経ったいまでも、80歳のマーティン・スコセッシの威光が失われることはない。2013年にはディカプリオ主演の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で高い評価を得た監督は、10月6日に劇場公開される新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』のワールドプレミアのためにカンヌにやって来た。レオナルド・ディカプリオ(48歳)とロバート・デ・ニーロ(79歳)がスコセッシ監督の作品で共演するのは今回が初めて。この日のレッドカーペットに妻のキルスティン・ダンストと一緒に訪れた俳優のジェシー・プレモンス、女優のタントゥー・カーディナルも出演している。

アウト・オブ・コンペティション部門出品作であるこの新作西部劇は、アメリカの作家デヴィッド・グランのベストセラー小説を映画化したもの。1920年代、石油を発見して富を得た先住民のオセージ族が次々に殺害された事件を描いている。ローリング・ストーンズ(スコセッシは、ニューヨークのビーコン・シアターで行われた彼らの伝説的なコンサートを追ったドキュメンタリー『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』を監督している)、“ザ・ボス” ブルース・スプリングスティーン、ブライアン・フェリーといったスコセッシお気に入りのミュージシャンが手がけたロックなサウンドトラックは、カンヌで高い評価を受けた。

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サルマ・ハエック、ナオミ・キャンベル、シャルロット・カシラギ

この日、パレ・デ・フェスティバルには約2500人のゲストが集まり、彼らに大きな拍手を送った。レッドカーペットには、フランスの女優イザベル・ユペールやキャロル・ブーケも登場。実業家のフランソワ=アンリ・ピノーも、妻で女優のサルマ・ハエックを伴って現れた。ナオミ・キャンベル、ケイト・ブランシェット、シャルロット・カシラギとその母カロリーヌ・ド・モナコ、そしてトビー・マグワイアも後に続く。満員の観客と5人のスター、スタンディングオベーションの準備は万端だ。

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【写真】2023年5月20日土曜日の盛り上がり

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ナオミ・キャンベル。(カンヌ、2023年5月20日 )

photography: Aflo

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イリーナ・シェイク。(カンヌ、2023年5月20日)

photography: Aflo

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サルマ・ハエック。(カンヌ、2023年5月20日)

photography: Aflo

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ジェシー・プレモンスとキルスティン・ダンスト夫妻。(カンヌ、2023年5月20日)

photography: Aflo

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)

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