トム・ハンクス、カンヌのレッドカーペットでスタッフに激怒?!

Culture 2023.05.25

5月23日(火)、ウェス・アンダーソン監督の最新作『アステロイド・シティ』の上映の傍ら、俳優トム・ハンクスとその妻リタ・ウィルソンがカンヌ国際映画祭のメイン会場であるパレ・デ・フェスティバルでスタッフと激しいやり取りをしている様子を目撃された。その後、リタはこの出来事について真相を明らかにした。

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第76回カンヌ国際映画祭『アステロイド・シティ』のレッドカーペットに登場したリタ・ウィルソンとトム・ハンクス。(カンヌ、2023年5月23日)photography: Getty Images

5月23日の火曜日の夜、第76回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットでは、気温が上昇したように感じられた。これは、スカーレット・ヨハンソンがダイヤモンドで飾られたピンクのドレスを着ていたからだけでなく、それ以上の理由があった。オスカー俳優のトム・ハンクスが出演するウェス・アンダーソン監督の最新作『アステロイド・シティ』の上映中、トム・ハンクスと妻のリタ・ウィルソンがステージ下でカメラマンの目を引いていた。映像では、66歳のトム・ハンクスが映画祭のスタッフと激しい言葉を交わしているように見えた。

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眉をひそめ、指を指す

いくつかの写真を『デイリーメール』紙が公開しているが、それによると、カンヌ国際映画祭のスタッフで広報のヴァンサン・シャパランが、トム・ハンクスが『アステロイド・シティ』の共演者たちと一緒にレッドカーペットでポーズをとっている最中、ジェスチャーを送る様子が見られる。トーンが上がり、ジェスチャーも激しくなった。トム・ハンクスは眉をひそめながら、タキシード姿のスタッフを指差し、爆発寸前の状態に見えた。さらに、妻のリタ・ウィルソンも、黒いスパンコールのドレスに黒いケープを身につけ、会話に加わり、苛立ちを隠せない様子であった。何人かのフォトグラファーは、リタ・ウィルソン自身もスタッフを指差している様子を捉えている。

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「惜しい!」

リタ・ウィルソンはその後、5月24日(水)に自身のInstagramのストーリーズでこの事件について言及した。「相手がなんて言っているのかがわからなかったの。皆叫んでいたから。なんて言ったの? 私たちはどこに行けばいいですか? って。でもそれでは(メディア的に)面白くないでしょう! 惜しい! とっても楽しい時間を過ごしました。映画『アステロイド・シティ』を観に言ってくださいね!」とリタ・ウィルソンは話し合いの様子を写した写真のキャプションで説明した。

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リタ・ウィルソン、インスタグラムのストーリーで釈明。(2023年5月24日投稿) Instagram@ritawilsonのスクリーンショット

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ヴァンサン・シャパランは自身のTwitterアカウントでこのときの状況を明かした。「彼らはただ私に、映画の他のキャストと一緒に再びレッドカーペットの最初に戻る必要があるかどうか尋ねていました(ちなみに私は警備員ではありません)」と、彼は疑問を呈するツイートへの返答として書き込み、ウィンクの絵文字を添えた。そして、「フォトグラファーたちの叫び声の中で、彼らは大声で話さざるを得なかったのです」と付け加えた。

司会者ロレイン・ケリーの番組にゲスト出演したコラムニストのタイラー・ウェストは、トム・ハンクスは単にトイレを探していたのかもしれないと、独自の仮説を立てた。「彼の笑顔を見てください。彼が怒っていたとは思えません! レッドカーペットを歩いていた彼は、この写真ではおしっこをしたかっただけなのです! トイレがどこにあるのか知りたかったのでしょう」と事件を茶化した。

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ダンスのステップも少し披露

トム・ハンクスとリタ・ウィルソンはこの問題を素早く解決した。口論の数分後、夫婦は微笑みながら『アステロイド・シティ』の共演者たち、スカーレット・ヨハンソン(カンヌ国際映画祭の公式コンペティションに初参加)、ブライアン・クランストン、ジェフ・ゴールドブラム、スティーブ・カレルと合流した。ふたりは、ジャズの曲に合わせてダンスのステップも踏んだ。階段を上る際、俳優のブライアン・クランストンはリタ・ウィルソンに騎士のように仕え、彼女のドレスの裾を階段やホールまで運んだ。トム・ハンクス夫妻は最後までプロ意識をもって振る舞っていた。

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トム・ハンクスと妻リタ・ウィルソン、カンヌでの『アステロイド・シティ』プレミア上映で男性を叱責しているように見える。

text: La rédaction (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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