ハイディ・クルム、腕を上げた瞬間にドレスから胸がこぼれるハプニング!?
Culture 2023.05.26
30年以上ランウェイでのキャリアがあるにもかかわらず、ドイツ出身のスーパーモデル、ハイディ・クルムは5月24日、階段を登っている最中、ドレスの事故に遭いそうになった。
第76回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットでハイディ・クルムが着た華やかなドレスは、ズハイル・ムラドによるもの。(カンヌ、2023年5月24日)photography: Dominique Charriau / Getty Images
インターネット上では、この現象は「ワードローブ・マルファンクション(衣装の不具合)」という名がつけられている。これは、服がはだけたときに、誤って身体のプライベートゾーンを露出してしまうことを意味する。ハイディ・クルムは、この水曜日の夕方、カンヌ映画祭でまさにそれを経験しそうになった。トラン・アン・ユン監督の映画『La passion de Dodin Bouffant(原題)』の上映前に、ハイディ・クルムはレッドカーペットで立ち止まった。
通常通り、ハイディ・クルムはカメラマンのためにポーズを取った。レバノンのデザイナー、ズハイル・ムラドによる大胆なデコルテドレスを着ていた。そして危機が訪れた。
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ハイディ・クルムのドレスは、派手な黄色で、股までスリットが入り、胸の部分が大きく開いており、腕を上げるとその魅力が引き立つ。その巨大な袖のそれぞれは翼のように変化し、周りの空間を広く占めるほどだ。ただし、カメラマンが適切なショットを撮れるように何度もやり直さなければならなかった。動きが繰り返される度、すでに胸の谷間を半分しか覆っていないドレスの上部が徐々にずれ、乳首のはじっこが見えてきた。しかし、ハイディ・クルムはカンヌ映画祭の最中、辛うじて衣装の事故を回避した。一方、同じレッドカーペット上で、不運にも事故にあったセレブたちもいる。
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見せたくない部位を覆う
2005年、第58回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットで、ソフィー・マルソーの着ていたドレスが滑り、片方の胸が露わになった。(カンヌ、2005年5月13日)photography: Daniele Venturelli / Getty Images
カンヌの幸福なムードに流され、予想以上の露出をしてしまったのは、ハイディ・クルムだけではない。2005年、ソフィー・マルソーも知らず知らずのうちに胸が露出してしまった。皮肉なことに、アトム・エゴヤンの映画『秘密のかけら(原題を直訳すると“裸の真実”となる)』のレッドカーペットでのことだった。2014年、モデルのナビラ・ベナティアはジャンポール・ゴルチエのシースルードレスで現れたが、ドレスの下に身につけていたブラがずれてしまった。ほかにもパトリシア・コントレラス、サラ・マーシャル、エルザ・ジルベルスタインなどが、カンヌのレッドカーペットで乳首を露出してしまっている。ハイディ・クルムは露出を免れ、ギリギリで保ったが、皆の視線を釘付けにした。
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ハイディ・クルムは腕の動きで、巧妙にレッドカーペット上で乳首の露出を避けた。(カンヌ、2023年5月24日)photography: Stephane Cardinale - Corbis / Getty Images
text: Sarah Renard (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi