国王チャールズ3世、公式の誕生日を祝うパレードが初開催!
Culture 2023.06.19
6月17日(土)、チャールズ3世は伝統的な式典「トゥルーピング・ザ・カラー」のパレードで祝福を受けた。
チャールズ3世とウィリアム皇太子。photography: Getty Images
2023年6月17日に、国王チャールズ3世の即位後初のパレードが行われた。毎年6月に開催されるこのパレードは、国王の公式誕生日を祝うものであり、彼は11月14日に75歳の誕生日を迎えるが、それはプライベートなイベントとして行われる。今年5月6日に戴冠したチャールズ3世は、馬に乗って行進を行った。1986年以来、国王としては初めてのことだ。
曇り空の下、チャールズ3世は、弟のエドワード王子、妹のアン王女、息子で王位継承者のウィリアム皇太子ら家族の数人に続き、行列を作ってバッキンガム宮殿を後にした。3人とも馬に乗っていた。カミラ王妃、キャサリン皇太子妃、そして彼女の3人の子どもたち(ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子)が馬車で続いた。
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熟練した馬術家たち
「トゥルーピング・ザ・カラー」と呼ばれるこのパレードの伝統は、1748年のジョージ2世の統治時代まで遡る。ジョージ2世の誕生日は10月30日であったが、温暖な天候を利用して誕生日を祝いたいと願った。このイベントはテレビで放映され、パレードが行われるバッキンガム宮殿周辺にはいつも多くの人が訪れる。ロンドンのホースガードパレード広場で行われた式典には、約1400人の兵士、400人の音楽家、200頭の馬が参加した。この日、パレードを先導したのは雌馬のジュノーで、その後にペルセウス、アトラス、アポロという3頭の太鼓馬が続いた。
チャールズ3世、ウィリアム皇太子(左)、エドワード王子(中央)、アン王女(右)と続く。photography: Getty Images
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41発の砲弾
今年はウェールズ衛兵の第一大隊が表彰された。部隊を視察した後、チャールズ3世は行列を率いてバッキンガム宮殿に戻った。これは、国家元首であり、軍隊の総司令官としての立場からである。カミラ王妃をはじめとする王室関係者とともに、宮殿のバルコニーから群衆に手を振り、その後、グリーンパークから41発の大砲が発射される航空パレードに参加した。パレードには、70機の航空機が参加した。
国王の誕生日の祝典は、新年と並んで、著名人や一般人の栄誉や勲章を発表する機会でもある。今年は、先月亡くなった小説家のマーティン・エイミス、映画監督のスティーヴン・フリアーズ、「ヴォーグ」の編集長であるアナ・ウィンター、学校でいじめに遭い、いじめ防止キャンペーンを行った18歳の学生ジュニア・フルードなどが選ばれている。
text: Léa Mabilon avec AFP (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi