リアル「プラダを着た悪魔」? アナ・ウィンターが新しいアシスタントを募集中。

Culture 2023.07.05

コンデナスト社が6月14日に公開した求人広告によれば、アメリカ版「ヴォーグ」の編集長アナ・ウィンターが日々の業務をサポートする貴重な逸材を探している。

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クリスチャン・ディオール2023-2024年秋冬コレクションの最前列に登場したアナ・ウィンター。(パリ、2023年2月28日)photography: Victor Boyko / Getty Images

広告にはアナ・ウィンターの名前こそ出ていないが、役職名がすべてを物語っている。「アメリカ版「ヴォーグ」編集長アシスタント兼コンデナスト・グローバル・コンテンツ責任者」。それはアナ・ウィンターに他ならない。この役割を果たすための理想的な人物はどのような人物だろうか? 「問題解決に向けた姿勢を持ち、自信と熱意にあふれ、ポジティブな態度を示し、謙虚さと学ぶ意欲を持っている人」とされている。このような性格的特徴に加えて、応募者はその他のスキルも持っている必要がある。誠実な組織力、複数のソフトウェアを熟知していること、そして確かな時間管理力が求められる。

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6桁未満の給与

「電話やメールの対応」「ミーティングへの参加とフォローアップ」「内部パートナーとの協力」「問題回避」「スケジュールの戦略的な管理」など。その職務の詳細には報酬もはっきり明記されている。プロフィールに応じて、年間6万ドルから8万ドル(約860万円から約1155万円)になる。SNS上では、6月中旬に公開されたこの求人広告が注目を集めた。

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アナ・ウィンターはプラダを着た悪魔?

2022年に『Anna: The Biography(原題)』を執筆したエイミー・オデルはTikTokの動画で、アナ・ウィンターの元アシスタントたちから聞いた話を証言している。「彼女が電話をかけてくるから地下鉄にも乗れない。彼女からのメールは絶え間なく届く。『あの人に会いたい』『コーヒーを持ってきて』といった具体的な指示が絶えず続く」と述べている。しかし、それだけではない。彼女たちは、編集長の犬の世話もしなければならず、逃げ出した時に見つけ出したり、彼女の車から玄関までバッグを持って行ったりしなければならなかった。

アナ・ウィンターの最も有名な元アシスタントはおそらくローレン・ワイズバーガーだろう。彼女は2003年に自身の経験を基にした小説を執筆し、25万ドル(約360万円)でハリウッドに売却され、映画『プラダを着た悪魔』となった。アナ・ウィンターと一緒に働いた人々、さらにはアナの娘までもが、そのキャラクターが彼女に非常によく似ていると証言している。73歳になったアナ・ウィンター自身もこのストーリーを楽しんでいる。では、次は誰が次のアンドレア・サックスになるのだろうか?

text: Sarah Renard (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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