アンジーとブラピのワイナリーをめぐる裁判、泥沼へ......。
Culture 2023.07.15
7月10日の「ページシックス」によると、女優はワイナリーを「自分で育てあげた」という元夫の主張を一蹴した。
映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のプレミア上映会でのアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット。(ロサンゼルス、2015年11月5日)photography: Getty Images
アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットは共同所有のワイナリー、シャトー・ド・ミラヴァルをめぐって2年前から法廷で徹底的に争ってきた。「ページシックス」が7月10日に明らかにしたところによると、3日前の7月7日に女優側から新たな書類が提出された。その中でアンジェリーナは元夫がワイナリーを自ら“育てあげた”と主張するのは、ばかげていると言い放っている。弁護士が準備した書面によれば「ピットは俳優であって、ブドウ栽培が仕事じゃない。彼が売っているのは夢で土地やブドウではない」
そしてさらに「ワイナリーを“育てあげた”と主張している期間中、彼は10本以上の映画だけでなく数え切れないほどのコマーシャルに出演し、世界中へjet-setting(原文ママ)して出演作のプレミア上映会やハリウッドでの社交パーティーに出席した」と指摘した。「彼はこのビジネスを成功に導いたフランス人専門チームの仕事を賞賛するために間違いなくブドウ畑を訪れただろうが、ブドウ栽培が彼の仕事ではない」 と書面は締めくくっている。さらに、ブラッド・ピットがレコーディング・スタジオの改築など“軽薄な”プロジェクトに数百万ドルを費やし、逆にワイナリーの経営を危うくしたとも記されている。
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わがままな子ども
さらには女優が2021年にワイナリーの持分を売却した後、ブラッド・ピットが“わがままな子ども”のような振る舞いをしたとも。アンジェリーナ・ジョリーの弁護士によると、ブラッド・ピットの事業は女優に3億5000万ドルの借金があるという。一方、ブラッド・ピットの弁護士が2021年9月21日にルクセンブルクの裁判所に提出した訴状では、ワイナリーの持ち分売却の際は相手の同意を得なければならないという契約をふたりが交わしていたのに、女優が元夫に無断で権利を売却しようと非難している。しかしながら「ヴァニティフェア」US版によると、アンジェリーナ・ジョリー側ではそのような契約は「存在しない」と主張しているそうだ。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)