ロンドン市民もびっくり!ウィリアム皇太子がフードトラックにサプライズ登場。

Culture 2023.08.01

イギリスの人気YouTubeチャンネル、「ソーテッドフード(Sorted Food)」にウィリアム皇太子がゲスト出演した。同チャンネルの魅力のひとつは、フードトラックで街に出向いてファンと交流をおこなうこと。ウィリアム皇太子もベジタリアン・バーガーを自らイギリス国民にふるまった。

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2023年7月30日の投稿動画での、フードトラックにいるウィリアム皇太子。Photography: YouTubeのスクリーンキャプチャー

7月29日、ロンドンの街角に停まったフードトラックに人々が集まってきた。イギリス人にはおなじみのYouTubeチャンネル「ソーテッドフード」のフードトラックだ。この日はメンバーのベンジャミン・エブレル、マイケル・ハットルストーン、ジェイミー・スパフォード、バリー・テイラーが考案した“アースショット・バーガー”という新作ベジバーガーの試食会をおこなっていた。トラックの中、グリル前で作業していた男性が振りかえると、人々は言葉を失った。なんと、それはウィリアム皇太子で、バーガーを自ら手渡ししてくれたのだ。キャサリン皇太子妃の夫がこの日限りの料理人となったのにはワケがある。

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「びっくりしすぎて固まった」

270万人のチャンネル登録者を持つYouTubeチャンネル「ソーテッドフード」にウィリアム皇太子がゲスト出演し、特別に考案されたベジバーガーを調理配布した動機、それは皇太子が数年前に創設した「アースショット」賞に関連している。同賞は、環境保護活動への優れた貢献に対して贈られるもの。そしてこのバーガーには、2022年受賞団体のうちの3団体の製品が使われている。すなわち、これはアースショット賞をPRすると同時にエコロジー問題に対する国民の意識を高めることを目的とした取り組みなのだ。フードトラックの場合、産直野菜と生分解性パッケージを使用する意義はとりわけ大きい。

「アースショットをどうぞ」とウィリアム皇太子はバーガーを差し出すと、自分が取り組んでいる環境プロジェクトや環境問題について語った。「アースショット賞のことをご存知かどうかわかりませんが、私が2年ほど前に始めた取り組みです。いやもう4年近くになるかな。始めた時はまだ髪がふさふさだったんですけど」と冗談混じりに語りかける。ビデオは、あぜんとした表情をする人々を映し出す。「あ、ウィリアム皇太子」という声があちこちから聞こえる。「びっくりしすぎて固まった」と言う人、「想像をはるかに超えるまさかの展開」と言う人。

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夢の実現

動画が公開されてから「ソーテッドフード」のメンバーのひとりはこんな声明を発表した。「アースショット賞とのコラボでひとつの夢が叶いました。このプラットフォームを通じて、世の中にポジティブな影響を与える偉業をおこなう人々にスポットライトを当てることができたからです。ソーテッドフードの使命は、食を通じて人々に喜びを与え、私たちを取り巻く世界に真の変化をもたらすことです。アースショット賞が人々や環境を助けるためにおこなっている素晴らしい活動を目にし、支援することで、私たちのコミュニティは大いに刺激を受けることでしょう」

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text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)

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