『バービー』撮影中にマーゴット・ロビーが飲んでいた美肌ドリンクとは？

撮影のあいだ、主演女優の肌の調子を整えるため、ある飲み物が用意された。「ヴォーグ」UK版でそのレシピが明かされた。

映画『バービー』のプレミアでのマーゴット・ロビー。（ロサンゼルス、2023年7月9日）Photography: Christopher Polk/WWD/Getty Images

マーゴット・ロビーの輝くような美肌は高価なクリームではなく、自然派ドリンクのおかげだった。スキンスペシャリスト、ジャスミナ・ヴィコに課せられた使命、それは映画『バービー』の主演女優がスクリーンで美しく見えるよう、肌の調子を整えること。「バービーなので完璧でなくてはなりません。出た指示は1940年代の写真に見られるような光の輪がある肌をつくりだすこと、でした」とジャスミナは2023年7月14日の「ヴォーグ」UK版に掲載されたインタビューで語っている。そしてコスメに頼るよりも「肝臓に働きかけ」ることで「神経系を落ち着かせ、肌を輝かせ」、何よりも「内側から輝く」ことを目指した。

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「魔女の飲み物」

クロアチア出身のジャスミナは母国ではポピュラーなハーブティーを用意した。ジャスミナが「魔女の飲み物」と呼ぶこのドリンクを作るのに難しい専門知識はいらない。材料は超シンプルで、オオアザミの一種であるマリアアザミのみ。ハーブの世界ではミルクシスルの名前で知られている。「肝臓をきれいにしてくれる効果があります。解毒に必要なグルタチオンを肝臓内で増やす働きをし、お肌に輝きをもたらします。このハーブティーに含まれる重要な成分のひとつがシリマリンで、この成分は今日、スキンケア製品の多くに含まれています」とジャスミナは解説してくれた。

ジャスミナは20分以上煎じて十分苦味を引きだすように勧める。「肝臓は苦いものが好きです。浄化を助けてくれますから」と言う。もっとも、どのぐらいの頻度でどのぐらいの期間飲めば目に見える効果が現れるのかについては明言していない。

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美容ルーティン

腸の健康にもこだわるジャスミナは腸内マイクロバイオームをバランス良く保つため、マーゴット・ロビーに撮影中、プロバイオティクス飲料を飲むよう指示したそうだ。「マーゴットには発酵乳飲料のケフィアドリンクを飲んでもらい、発酵食品をたくさん食べるようにアドバイスしました。たとえばザワークラウトとか」とジャスミナ。マーゴット・ロビーはこの食事療法を「気に入って」くれたそうだ。

内側から輝くための美容ルーティンだけでなく、完璧なバービー肌を作りだすために最先端のフェイシャルケアも用いられた。ジャスミナによれば、マーゴット・ロビーはリンパドレナージュやクライオセラピーなどのフェイシャルマッサージのほか、ピーリング、レーザー、マイクロニードルの施術も定期的に受けていたそうだ。