ハリー王子夫妻、Netflixでフィクション映画を製作へ。
Culture 2023.08.12
ハリー王子夫妻が、恋愛小説『Meet Me at the Lake(原題)』のNetflix映画化をプロデュースすることになったと、8月5日付の英日刊タブロイド紙『ザ・サン』が明らかにした。同作は、30代のふたりのロマンスを描き、彼らの過去のトラウマを振り返る物語だ。
ハリー王子とメーガン夫人がデュッセルドルフを訪問。(2022年9月6日)photography: Getty Images
Spotifyとの2000万ドル(約28億円)の契約が終了したが、ハリー王子夫妻は新たな活動を行うようだ。2020年9月、ハリー王子とメーガン夫人はNetflixと1億ドル(約140億円)相当の契約を結んだと囁かれている。8月5日付の『ザ・サン』紙が明らかにしたところによると、ハリー王子夫妻は現在、Netflix向けの映画制作を準備しているという。ハリー王子夫妻の歴史に焦点を当てたドキュメンタリーシリーズ『ハリー&メーガン』の後、今度はフィクション作品を選んだ。
---fadeinpager---
多くの共通点
匿名の情報源は、「この作品は彼らの物語にぴったりです。この本のテーマがカップルに響き、彼らはNetflixでの初の映像化にこの作品を選びました」と『ザ・サン』に述べている。ふたりは、5月に出版されたカーリー・フォーチュンの小説『Meet Me at the Lake』に狙いを定めたと報じられている。このベストセラーは30代のふたりのラブストーリーを描いており、ハリー王子とメーガン夫人は30代のときに出会っている。『ザ・サン』紙によると、この本の権利には最高300万ポンド(約5億4210万円)がかかったという。
本書は、1997年にハリー王子の母ダイアナ妃が経験した交通事故死を含む幼少期のトラウマ、メーガン夫人がしばしば口にするメンタルヘルスの問題、ハリー王子が回顧録『SPARE』で探求した薬物使用といったテーマにも取り組んでいる。『Meet Me at the Lake』の舞台はトロント。トロントはメーガン夫人が、ハリー王子と出会う前に長い間住んでいた場所だ。
しかし、脚本家のストライキでこの長編映画の製作が遅れているため、今後の展開は見守る必要がある。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi