ベラ・ハディッド、ライム病との15年の闘いを語る。

Culture 2023.08.14

26歳のモデルは2012年からライム病を患ってきた。8月6日にインスタグラムへ投稿、現在の健康状態やこれまで辛かったこと、今の前向きな気持ちを綴った。

 

8月6日、ベラ・ハディッドはインスタグラムで長年の闘病生活を振り返った。Instagram@bellahadid

投稿された写真のベラ・ハディッドはげっそりした顔で少し痩せたようだ。でも微笑んでいる。26歳のモデルは10年以上もライム病と闘ってきた。ライム病は細菌性感染症の一種で、媒介するマダニに噛まれることで発病する。8月6日、ベラ・ハディッドはインスタグラムでフォロワーに朗報を告げた。「15年間の目に見えない苦しみ」を経て「ようやく元気になった」ようだと。

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混乱させられること

メッセージはカルテの一部や治療風景を撮った写真のキャプションとして投稿された。「このような状態で暮らしながら、時間や仕事とともに状態が悪化していきながら、誇りを失わず、家族やサポーターにも誇らしく思ってもらえるように努める。それは本当に口では言えないほどの負担でした。自分が最高に恵まれていること、特権、機会、愛に囲まれていること。それなのにこんなに悲しくて病んでいるなんて、これまで体験したことがないぐらい混乱させられることでした」

ベラ・ハディッドが病気について語ったのは今回が初めてではない。4月にはTikTok動画で尋常ではない痛みを日々経験していることを訴えた。「この病気は体の弱っているあらゆる部分を攻撃してきます。歯、顎、脳、背骨、骨。そして全神経系にも」と言うと「身体のわずかな外傷や心的外傷がライム病を再発させるのです。そしてストレスや働きすぎによって予想外に悪化します」と続けた。

 

 

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だがベラ・ハディッドは逆境にあっても前向きな気持ちを失わなかったようだ。インスタグラムのメッセージでは「子どもの“私”は苦しみましたが、大人の“私”が諦めなかったことを誇らしく思ってくれているのではないでしょうか」と語り、一番辛い時期は過ぎ去ったと言ってフォロワーを安心させた。「みなさんにお伝えしたいことは、1:私は元気なので心配しないでください、そして2:私は何一つ変えたいと思っていません。もしもう一度すべてを体験しなおさなくてはならないとしたら、ようやく健康な状態でみなさんと一緒にいる今の瞬間に再びたどり着くため、もう一度すべてやり直します。この体験のおかげで今の私がいるのですから」

ベラ・ハディッドはこのメッセージを通じ、自分と同じように人生の試練に耐えている人たちを励ましたいと思っている。彼女はメンタルヘルスについて自由に語ることも恐れない。「宇宙は最も苦しく美しい方法で作用します。でも頑張ればいい方向に向かうでしょう。約束します。一歩離れて心を強く保ち、自分の道を信じ、真実の道を歩めば雲は消えていくでしょう」

 

 

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ランウェイへの復帰

ベラ・ハディッドは身近な人たちへの感謝の気持ちも忘れない。とりわけ、ずっと支え続けてくれた母、エージェント、治療に携わった看護スタッフ、そして一番辛い時に片時も離れなかった愛犬の「グリジーPビーンズことペチュニアことビーンズ」に感謝の言葉を述べた。

イギリスのコスメブランド「シャーロット・ティルブリー」のミューズとしても活躍するベラ・ハディッドは順調に回復しているようだ。まもなくランウェイやファッション撮影で見かけるようになるのだろうか。今のところそれは分からない。現在は新たな治療を受けており、仕事を再開する前に当分は静養することになるようだ。「準備が整ったら復帰します。みなさんに会いたいです。みんな、愛してる」とメッセージはファンへの呼びかけで締めくくられた。

text: La rédaction (madame.lefigaro.fr)

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