元妻が司法妨害?ケビン・コスナーの離婚裁判、さらに泥沼へ。

Culture 2023.08.17

俳優のケビン・コスナーが妻クリスティーン・バウムガートナーと離婚調停中だ。決着がつくまでには激しい応酬が予想され、一筋縄ではいかないだろうと俳優の弁護団は米「ピープル」誌に語った。

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第94回アカデミー賞授賞式でのクリスティーン・バウムガートナーとケビン・コスナー。(ハリウッド、2022年3月27日)photography: Getty Images

おとぎ話のように始まったロマンスは泥沼の離婚劇と化した。5月初め、ケビン・コスナーとクリスティーン・バウムガートナーが18年間の結婚生活の末、離婚することが明らかになった。しかしながら法的手続きが始まってから争いはエスカレートする一方だ。8月15日の「ピープル」誌のウェブサイトで報じられたところによれば、俳優の弁護団はクリスティーンが司法妨害をおこなって次回審問の準備に協力しないことに憤慨している。

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最悪な態度

離婚条件を確定させるためにカリフォルニア州最高裁判所で11月27日に審問が予定されている。これに先立ち、ケビン・コスナーの弁護団はクリスティーン・バウムガートナーに対し、婚前契約書に関する一連の質問に答えるよう求めたと「ピープル」誌は報じた。ふたりが婚前に合意した内容、とりわけ金銭的な合意内容を正確に把握した上で財産分与手続きを進めるためだ。金銭問題は今回の離婚劇の焦点でもあるため、彼女としては夫の弁護団にはできるだけ情報を与えず、非常に曖昧な回答しかしなかった。

こうした態度をケビン・コスナーの弁護団は激しく非難している。「ピープル」誌によれば、弁護団は裁判資料の中で、「クリスティーンは婚前契約書に関して自分の立場の表明を拒否している」と述べている。さらに「本人は我々の質問にあるいくつかの用語、たとえば“理解する”や“交渉”といった言葉の意味がわからないとさえ言っている」とも。結論として、弁護団は彼女の態度を「婚前契約書の有効性に関する事前の質問を通じてタイムリーに裁判の準備をするケビンの権利を不当に妨害する最悪な態度」と断じている。

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法廷闘争は続く

ここ数カ月、映画『ボディガード』の主演俳優と49歳の妻の間では、法的駆け引きが激化している。6月には、カリフォルニア州カーピンテリアにあるケビン・コスナーの自宅に居座っているクリスティーンを追い出すため、俳優が裁判所の助けを求めた。その数週間後、今度はハリウッドスターが3人の子どもたち(現在16歳、14歳、13歳)の養育費としてクリスティーンに支払う額が争われた。7月12日、裁判所は最終的にその額を月12万9755ドルと決定した。これは当初俳優が予定していた額の2倍、クリスティーンが要求していた24万8000ドルのほぼ半額であった。この離婚劇がどう決着するのか、まだ見えてこないが、8月31日には証拠開示のためにふたりとも出廷する予定だ。

text: la rédaction (madame.lefigaro.fr)

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