ハリー王子、イギリスに一時帰国。「兄や父には会えない」理由とは?
Culture 2023.08.25
イギリス王室の反逆児は9月初旬にチャリティイベント出席のため、イギリスへ短期帰国する予定だが、ウィリアム皇太子やチャールズ3世に会うつもりはないようだ。
羽田空港を出発するハリー王子。(東京、2023年8月10日)photography: Getty Images
9月8日はエリザベス女王の命日にあたる。イギリス王室では特別な行事を予定していない。だが偶然の一致と言うべきか、ハリー王子がこの時期、より正確には命日の前日にロンドンを訪問する予定とイギリスのメディアは報じている。もっとも8月24日の「デイリー・メール」紙によれば、この機会にハリー王子がイギリス王室メンバーと会う予定はない。
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深い確執
今回、ハリー王子が短期訪問する目的はチャリティイベントへの出席だ。ハリー王子の後援団体のひとつによる「ウェルチャイルド・アワード」の主賓として招かれている。王室事情に詳しい複数の関係者が「デイリー・メール」紙に語ったところによると、病気の子どもたちの勇気を称えるこの式典への出席にあたり、サセックス公爵はメーガン夫人や子どもたちを連れず、単身で来ることを選んだ。そして滞在中に兄のウィリアム皇太子や父チャールズ3世と会うつもりは「全く」ない。
このタイミングでの訪問は、イギリス王室にとって「亡き女王を偲び」、「不和を清算する」良い機会であったものの、ハリー王子と彼の兄や父との確執は「底の底まで深く根を下ろした」ままであることを関係者らは口を揃えて語った。
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「筋が通らず失礼」な口実
不和は、ハリー王子がNetflixのドキュメンタリーや回顧録『Spare』でチャールズ3世やウィリアム皇太子の批判をしたことに端を発している。1月に出版された回顧録のなかでハリー王子はエリザベス女王の葬儀に妻を連れてこないよう、父親から直接指示を受け、しかも「筋が通らず失礼」な口実を聞かされたと主張している。
この3人が一緒にいるところを最後に目撃されたのは、2023年5月6日の国王戴冠式のときだったが、そのときもハリー王子は別な席に座り、ウェストミンスター寺院での式典が終わるとすぐに帰宅した。
text: la rédaction (madame.lefigaro.fr)