映画監督・瑠東東一郎が語る、岸優太の魅力とは?

Culture 2023.08.26

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©2023「Gメン」製作委員会 ©小沢としお(秋田書店)2015

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勝太=岸優太は全力少年である。

「『Gメン』の主人公、勝太に岸優太をなぜ、選んだのか。単純にキャラクターが“たまたま似ていた”ということではなく、岸くんが持つ輝くような魅力がこれでもかってくらい勝太に詰め込まれています。要はどちらも全力少年なところ(笑)。まっすぐさ×アツさ×おバカ=岸くん=勝太という方程式です。もうひとつ、勝太に欠かせないのがけんかの場面。岸くんの運動能力の高さはもちろん認識していましたが、実際にアクション練習に入った時、衝撃的に速くて美しかった。なので、岸くんのポテンシャルを盛り込みたくて、アクションスタイルをよりアクロバティックに方向転換していきました。特に公園で高良健吾くん演じる伊達と繰り広げたけんかシーンはカッコよかった。

本作においては、かつてあった泥臭さ、青すぎる情熱がすごく重要で、それぐらい強いメッセージがいま、とても必要な気がしていて。岸くんはそこを担ってくれると思ったんです。それをポップに現代に昇華させてくれることを期待していたんですが、想像のはるか斜め上を超えてきました(笑)。

田中圭さんなど瑠東組の常連の俳優さんにいい感じにいつもイジられていて、いつもみんなの中心にいて笑っていて。いつの間にかみんなが岸くんの周りに集まって組がひとつにまとまっていく。キャストだけではなく、スタッフもみんな岸くんのことが大好きでした。そんな愛され座長です」

Toichiro Ruto
1979年3月20日生まれ、兵庫県出身。主な監督作品は、テレビドラマ「おっさんずラブ」(2018年)、「浦安鉄筋家族」「極主夫道」(ともに20年)、「スタンドUPスタート」「unknown」(ともに23年)。映画では『バイオレンスアクション』(22年)など。
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『Gメン』
人生初の彼女が欲しい! その強い想いだけで、噂のモテモテ男子校に転校してきた高校1年生の門松勝太。だが勝太のクラスは“武華の肥えだめ”とやゆされる、問題児集団の【G組】。ヤンキーとオタクしかいない校内最底辺のクラスメイトたちと、“彼女を作る!”というシンプルすぎる目的のために一致団結する勝太。時に拳を交えながらもどんどん深まるG組の友情。最底辺クラスとバカにされながらも青春を謳歌する勝太たちのもとに、最悪の敵が立ちふさがる。●監督/瑠東東一郎 ●出演/岸優太、竜星涼、恒松祐里、森本慎太郎、りんたろー。、吉岡里帆、高良健吾、尾上松也、田中圭ほか ●2023年、日本映画 ●120分 ●配給/東映 ●8月25日より、丸の内TOEIほか全国にて公開
©2023「Gメン」製作委員会 ©小沢としお(秋田書店)2015

 

8月19日発売のフィガロジャポン10月号では、こちらのコメント記事に加えて、岸優太のファッションポートレート9カット&岸優太インタビュー、本作関係者から見た岸優太の魅力についての記事が掲載されています。

*「フィガロジャポン」2023年10月号より抜粋

text: Yuka Kimbara

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