NYのファッションショー、モデルが泥の上を歩き、最後はプロレスに!?

Culture 2023.09.14

9月12日に行われた2024年春夏コレクションのファッションショー、デザイナーエレナ・ヴェレスのモデルたちは全身を汚す前代未聞のショーを繰り広げた。

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エレナ・ヴェレスのランウェイは泥仕合に終わる。(ニューヨーク、2023年9月12日)photography: Victor VIRGILE / Gamma-Rapho via Getty Images

9月12日、28歳の若きデザイナー、エレナ・ヴェレスのランウェイは、ブルックリンの倉庫の中心にありながら、まるで廃墟と化した沼地のようだった。

モデルたち、正確にはエレナ・ヴェレスがショーに添えた声明によると「アンチ・ヒロイン」と呼ばれる彼女たちは、前進するのに苦労した。スニーカーを履こうとも、ハイヒールを履こうとも、ランウェイを覆う泥は自信に満ちた足取りを妨げた。モデルたちのメイクアップは、このブランドの本質をより鮮明に表現していた。乱れた髪、体についたペンキの跡......。規範を覆す女性らしさのインスピレーションを主張した。そしてショーの最後には、モデルたちがレスラーのように変身し、泥まみれで闘いを繰り広げた。

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ニューヨーク・ファッションウィークでエレナ・ヴェレスの春夏コレクションのランウェイを歩くモデル。(2023年9月12日)photography: Victor VIRGILE / Gamma-Rapho via Getty Images

ジジベラの姉であるアラナ・ハディッドをニューヨーク・ファッションウィークで初めてランウェイに迎えたエレナ・ヴェレスに関する話題はしばらく続きそうだ。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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壮大なショー

過去数シーズンにわたり、ファッションブランドはますます壮大なランウェイショーを演出している。バレンシアガの2022-2023年秋冬コレクションのランウェイはその一例で、モデルたちは風と雪と闘いながら前進した。また、パリ・ファッションウィークで行われたヘリオット・エミルの2023-2024年秋冬コレクションでは、ショーが終わりに近づくにつれ、フードを被ったモデルが文字通り炎に包まれた。ファッションショーのコンセプトにおいて、セットデザインはますます重要な要素になりつつあるが、クリエイションの影が薄くなることは避けなければならない。しかし、実際のところ、Instagramには様々なコメントが寄せられており、多くのユーザーはエレナ・ヴェレスが自身の作品を適切に評価せず、不必要なドラマを演出したことに不満を抱いている。

text: Aurélia Charmy (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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