シャーマンと婚約中のノルウェーのマッタ・ルイーセ王女、結婚式の日程を公開。
Culture 2023.09.18
グウィネス・パルトロウの教祖として知られるカリフォルニアのシャーマンと50代のマッタ・ルイーセ王女は、9月13日(水)に結婚の日取りと場所を明らかにした。
カリフォルニアのシャーマン、デュレク・ヴェレットと交際中のノルウェーのマッタ・ルイーセ王女。photography: Abaca
2019年に彼らは婚約を発表した。そして、ノルウェーのマッタ・ルイーセ王女とシャーマンのデュレク・ヴェレットは4年後、2023年9月13日に発表した公式な声明で、結婚式の日付と場所を明らかにした。彼らは次のように述べている:「ガイランゲルの美しい環境で私たちの愛を祝うことができて非常に幸せです。歴史的に重要で壮観な自然のある場所に親しい人々を迎えることは私たちにとって重要なことです。ガイランゲルは私たちの愛を祝うための完璧な場所なのです」。
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プリンセスとシャーマン
このカップルは、2024年8月24日の昼間、ノルウェーの村で結婚式を行う予定だ。この儀式は彼らの個人資産から支払われる。この結婚のニュースは、ノルウェー王室にも歓迎されており、デュレク・ヴェレットは王室に加わるためにノルウェーに移住する予定だ。ただし、彼には貴族の称号は与えられないと英日刊紙『ガーディアン』は明確に報じている。ノルウェー国王のハーラル5世は、一族はこのカリフォルニア人を「歓迎している」と述べた。
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私は古風な人間
2019年に、王女とシャーマンは婚約を発表した。2019年6月7日のInstagram投稿で、ノルウェーのマッタ・ルイーセ王女は「私はシャーマンのデュレクと婚約したことを発表できてとても幸せです。彼こそが私の心を打つ人です」と述べた。この結婚は、事前に彼女の両親の承諾を必要としたが、シャーマンのデュレクは、王室とセレブネタに特化したデンマークの雑誌『Billed-Bladet(ビルド–ブラデット)』に次のように語っている。「私はとても古風な人間です。ハーラル5世とソニア王妃と面会し、結婚の許しを得ました。もしノーと言われたら、その先には進めなかったでしょう。私は尊敬の念を持って礼儀正しく物事を進めるタイプですから」。
プロポーズを受けた王女は、SNSで喜びを語った。「シャーマン・デュレクと婚約したことを発表できてとても幸せです。彼は私の心を躍らせてくれる人、私の最高の可能性を見て認めてくれる人、私を笑わせてくれる人、私が弱音を吐ける人。愛は私たちを超越し、成長させます。そして、この美しい男性と一緒に成長し続けることができるのは、とても幸せなことです。私たちを支えてくれた友人や家族に感謝します」。
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3年前、ノルウェー王室の長女であるマッタ・ルイーセ王女は、Instagramを通じて交際を発表した。「デュレクは、多くの人々だけでなく、私の人生も変えてくれました。彼は、無条件の愛がこの地球上に存在することを私に気づかせてくれました。彼は私からのあらゆるものを、疑問も恐れもなく受け入れてくれます(...)ありがとう、私の愛する人よ、私をあなたの家族の一員として寛大に受け入れてくれてありがとう。この永遠から次の永遠まで、あなたを愛し続けます」。そして、批判に先んじて次のように述べた。「私の相手を選んだり、判断したりするのはあなたではありません。私は、世の中の人々や社会的な基準を満たすために交際相手を選んでいるのではありません。(...)私は愛を選びます。それが全てです」。
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私が敬い崇める女神
デュレク・ヴェレットは自身のInstagramのアカウントにもこのカップルの画像を投稿し、同じように情熱的な宣言をしていた。ハーラル5世とソニア王妃の娘は「多次元的な自分を純粋に受け入れている」と、彼は画像のキャプションに神秘的なスタイルで書いている。「シャーマンだけでなく、私の中の女性、私の中の強い男性、小さな少年、ジャガー、科学者、天使などなど。そのすべてが、私が敬い崇めるこの女神に愛されている」。 自身のInstagramの説明によれば、シャーマンであるだけでなく「女性のエンパワーメントリーダー」であり「人権活動家」でもあると自称するデュレク・ヴェレットは、グウィネス・パルトロウを顧客のひとりに数えていることでも知られている。デュレク・ヴェレットは、女優でありウェルネス女王であるグウィネス・パルトロウのウェブサイト「Goop(グープ)」の記事でも紹介されている。
代替医療に熱心な王女が動物や天使と交信できると主張していることを考えれば、「女神」とシャーマンの組み合わせは驚くにはあたらない。ノルウェーのホーコン皇太子の姉でもある王女は、2007年にオスロにエンジェル・スクールを設立した。これは代替療法センターで、生徒たちは天使と交信し、触れ合うことで自分自身を癒すことを学んだ。物議を醸し、この施設は2019年に閉鎖された。ノルウェーのマッタ・ルイーセ王女は、特に童話の作家でもある。彼女は2002年に王室の爵位を返上し、義務から解放されて私的な活動に専念している。
王女は2001年にノルウェー人作家のアリ・ベーンと結婚し、3人の子どもをもうけたが、2017年に離婚している。慢性的なうつ病を患っていた『Sad as hell(原題)』の著者は、2020年12月に自ら命を絶った。マッタ・ルイーセ王女は、感情を込めて彼に敬意を評した。
text: Sofiane Zaizoune (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi