ジミンやKスターを魅了、レディ ディオールのアート。

Culture 2023.09.22

 

韓国はソウルの聖水にて、9月1日の開幕から2週間半、9月17日に『レディ ディオール セレブレーション』展が終了した。世界を魅了する韓国スターたちが、オープニングイベントでたくさん来場したことで注目されたが、聖水洞 ディオール コンセプトストアで出合えたのは、韓国を代表する24人のアーティストたちがディオールのアイコンバッグ、レディ ディオールをキャンバスに見立て、唯一無二のアートピースへと昇華させたクリエイションの展示。ソウルはいま美術館やギャラリーもエネルギッシュで、音楽だけでなく、アート&デザインのパワーにおいても注目されている。ディオールのコンセプトストアがある聖水は、トレンド発信地としてソウル内でホットな話題が生まれる場所でもあるのだ。

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ジミンは以前、自身が配信するライブビデオでディオールのメンズコレクションに初めて訪れた時のことを語っていたが、その時にも、BTSがライブのステージを創るのと同じような熱量で、ファッションショーというプロジェクトが創られていることに感激したと述べている。

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ライナーのシルバーとチャーム付きのチェーンネックレスのシルバー、白シャツ、ライトグレイのボトムと、全身をソフトカラーでまとめ、透明感のある素肌にマッチするコーディネート。薄手のエナメル素材でマントのような構造になっているアウター\1,400,000(参考価格)、シャツ¥145,000(参考価格)、チェーンネックレス¥170,000、パンツ¥180,000/以上ディオール(クリスチャン ディオール)

ディオールのアートへの支援は創始者、ムッシュ クリスチャン・ディオールの時代から。クリスチャン・ディオール自身がアートのキュレーターから転身してファッションデザイナーになったという経歴の持ち主で、アートが美しいものを愛する人々の心にどんな影響を与えるかを知り尽くしていた。ディオールの世界を堪能するには、この聖水のブティックはもちろん、パリのモンテーニュ通りの本店を訪れることをおすすめしたい。メゾンのクラフトマンシップ、歴史とアーカイブに出会うことができる。

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聖水のコンセプトストア外観。てっぺんにはクリスチャン・ディオールのラッキーモチーフだった星が輝いている。飾られている多数のマネキンは、40年代に発表されたニュールックを纏い、レディ ディオールを持っている。

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『レディ ディオール セレブレーション』展に参加した24人の韓国を代表するアーティストとは、Bahk Seon Ghi、Choi Jeong Hwa、Gigisue、Gimhongsok、Ha Chong-Hyun、Heewon Kim、Jay Sae Jung Oh、Jia Lee、Jukhee Kwon、Jungjin Lee、Jungpyo Hong、Kwangho Lee、Kyungwoo Chun、Lee Bul、Lee Hun Chung、Lee Kun-Yong、Minjung Kim、Oh You Kyeong、Ran Hwang、Soo Sunny Park、Suki Seokyeong Kang、Wonmin Park、Yesum Yoon and Zadie Xa。会場中央には、Lee Bul(イ・ブル)による彫刻『Cella』が飾られた。

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天井から吊られたイ・ブルの作品『Cella』

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価値ある現代アートオブジェがブティックにセットされる直前。ディテールまで極めて繊細。

遠目から見ればスペイシーな印象を与える『Cella』だが、近くまで寄れば限りなく繊細で有機的なディテールが施されている。イ・ブルは以前、上海にてミス ディオール展が開催された際、女性アーティストたちが香水ミス ディオールを再解釈して作品を作るプロジェクトにも参加していて、ディオールというメゾンとは深い繋がりを感じる。ムッシュ クリスチャン・ディオールが、勇気ある創造的な女性たちに対して捧げた愛を体現するような、現代を代表する世界的な女性アーティストだ。

終了してしまってとても残念だが、素晴らしい展示風景をここに紹介。

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ハイセンスなセノグラフィも見逃せない。

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最後に、モンテーニュ通りのブティック同様、「おいしい」ことに注力するメゾンの意気込みについて。クリスチャン・ディオールは彼が気に入っていたレシピが本になるほどのグルマンだった。おいしいものに目がなかったムッシュへのオマージュか、展覧会中は、パーフェクトなアートを施したラテや、ショコラが味わえるコーナーも併設。

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テーブルがカナージュ柄。細かいところにもこだわりが。ギフトはこんなキュートなチャーム!

問い合わせ先:
クリスチャン ディオール 0120-02-1947(フリーダイヤル)

 

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photography: Kyungsub Shin

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