モニカ・ベルッチの愛娘ディーヴァ・カッセル、パリコレクションのスターに。
Culture 2023.09.29
この2024年春夏ファッションウィーク、彼女は様々な場所に登場している。ヴァンサン・カッセルとモニカ・ベルッチの娘ディーヴァ・カッセルは、ミラノで注目を集めた後、パリを制覇した。
ドルチェ&ガッバーナ2024年春夏コレクションでのディーヴァ・カッセル。(ミラノ、2023年9月23日) photography: Victor VIRGILE / Gamma-Rapho via Getty Images
9月27日、19歳のディーヴァ・カッセルはジップアップのコートドレスのポケットに手を入れ、クレージュのランウェイを歩いた。彼女の周りには、同世代で最も人気のあるモデルたちがいた。人気モデルのモナ・トゥガードや、レオナルド・ディカプリオの噂される恋人であるヴィットリア・チェレッティなどがその一例だ。ディーヴァ・カッセルにとって、2024年春夏ファッションウィークですでに素晴らしい経歴を持つ彼女に、またひとつ経歴が加わった。その1週間前、ミラノで開催されたドルチェ&ガッバーナのショーでは、ナオミ・キャンベルと黒のトータルルックでランウェイを共にした。9月26日、パリではディオールのフロントローで撮影された。今回のパリ・ファッションウィークで、彼女のファッション業界における評価が高まった。
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ディーヴァ・カッセルは2019年にラグジュアリーブランドの扉を開けた。その年、彼女はドルチェ&ガッバーナの香水「ドルチェ・シャイン」、その後、「ドルチェ・ローズ」の広告モデルを務めた。その後、2022年7月9日、ドルチェ&ガッバーナの2022-2023年秋冬オートクチュール・コレクションに鮮烈な姿で登場し、ランウェイデビューを果たした。
シースルーレースのコルセットドレス、口角の上がった顔、丁寧に巻かれた黒髪......まるで1990年から2000年にかけてドルチェ&ガッバーナのスターミューズだったモニカ・ベルッチのようだ。次世代を担うのは確実だ。
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なんとも言えない魅力
長い黒髪、ふっくらとした唇、陶器のような肌......ディーヴァ・カッセルとその母親の肉体的な類似性は、確かに目を見張るものがある。外見だけでなく、遺伝的なセンシュアリティ(官能性)についても然りだ。何十年もの間、モニカ・ベルッチが様々な映画のスクリーンで表現してきたものと同じものが感じられる。ディーヴァ・カッセルは、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の長編映画『マレーナ』(2000年)を彷彿とさせる。この映画でモニカ・ベルッチはミステリアスでセクシーなカメレオンのような役柄を演じた。母と娘は、まさにイタリア的な「なんとも言えない魅力」を醸し出し、それが彼女たちを魅力的な存在にしている。
大物たちの注目を集めるには十分だ。昨年3月のコペルニのショーで5番目を飾ったヴァンサン・カッセルの娘ディーヴァ・カッセルは、2023年6月26日のジャックムスのランウェイにも登場した。また、2021年7月にはイタリア版「ヴォーグ」で母親と並んでポーズをとるなど、多くの雑誌の表紙を飾っている。「彼女はとても強く、順応性があります」と女優モニカ・ベルッチは娘について語った。ディーヴァ・カッセルと言えば、4月、Instagramで脇毛を剃らずに公然と見せることで美の規範に挑戦した。
text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi