90歳の俳優、マイケル・ケインの若さの秘訣とは?

Culture 2023.09.30

90歳の名優は年をとっても楽しく生きる秘訣を尋ねられ、良いスニーカーを履いて若い奥さんをもらうこと、となかなかきわどいユーモアを交えて答えた。

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映画『キング・オブ・シーヴズ』のプレミア上映会でのマイケル・ケインと妻のシャキーラ。(ロンドン、2018年9月12日)photography: Getty Images

2023年9月23日の「メール・オン・サンデー」紙に登場したイギリスの名優、マイケル・ケインは、幸せな長生きの秘訣について尋ねられ、ひねりの効いた答えを返した。すなわち、健康を保つには「間食をやめ、良いスニーカーを履いて自分よりも若い奥さんをもらうこと」なのだそうだ。

『インターステラー』、『サイダーハウス・ルール』、『TENETテネット』、そして『バットマン』シリーズの執事役などで知られ、出演作は160本近く、数々の輝かしい受賞歴を誇る名優は、1973年にモデルのシャキーラ・バクシュと結婚している。今年、結婚50周年の金婚式を迎えた。結婚当時、彼は40歳、彼女は26歳。14歳の年の差カップルはひとり娘のナターシャに恵まれ、いまや3人の孫もいる。孫の存在も気持ちを“若く”保つのにひと役買っている。

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1987年、ロンドンのパブの入り口でのマイケル・ケインと妻シャキーラ。photography: Getty Images

「年を取ると、どうしたって死について考えるようになる。だが孫がいるとちょっと視点が違ってくる。自分の一部のような孫の存在を思うと、生き続けたいと思う。どんな人生を歩むのか見届けたいから、永遠に生きたいと思うんだ。いつまでも」と言った。また、スニーカーを履くことに関しては、背がぴんと伸びるうえに、「転んで地面に落ちるのを防ぐ」とつけ加えた。

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最後の出演作

マイケル・ケインの最新作は映画『The Great Escaper(原題)』で、共演者は撮影終了後の昨年6月に87歳で亡くなったグレンダ・ジャクソン、そしてダニエル・ヴィタリスだ。「テレグラフ」紙の取材に対し、これが最後の出演作になるだろうと語っている。「この作品に出演できて本当に良かった。この役柄は単純に楽しかったから」と言いながらも、撮影現場のペースについていけない年齢になったことを打ち明けた。「とても良い杖を用意してくれたから、それで必要な撮影をこなした。1テイクが精いっぱいだった。でも1テイクだけしかやらないなんて、とんでもない話だろ」

『The Great Escaper(原題)』は10月6日にイギリスで封切られる。マイケル・ケイン演じるのはノルマンディー上陸作戦記念式典に出席するために老人ホームから「脱走」した実話の主人公、退役軍人のバーナード・ジョーダンだ。

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text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)

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