メーガン夫人、アメリカ上院議員の候補に!?

Culture 2023.10.03

先ごろ90歳で亡くなったカリフォルニア州選出のダイアン・ファインスタイン連邦上院議員の後任候補のひとりとして、メーガン夫人の名前も挙がった。

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インヴィクタス・ゲームでのメーガン夫人。(デュッセルドルフ、2023年9月13日)photography: Getty Images

メーガン夫人が政治に関心があるのは確かで、だからこの話もそう突飛なものではない。2023年9月29日に90歳で死去したカリフォルニア州上院議員ダイアン・ファインスタインの後任として、数日前からメーガン夫人が有力視されていた。「デイリー・メール」紙によれば、ファインスタイン氏の死去が発表された数分後から、後任にメーガン夫人を推す「電話が鳴り止まなかった」そうだ。

後任議員を指名するのはバイデン米大統領の後継として次期大統領候補の座に最も近いひとりで、カリスマ的な人気を誇るカリフォルニア州ギャビン・ニューサム知事だ。指名された場合、任期は次期選挙がおこなわれる2024年11月までとなる。同知事と親しい民主党支持者がデイリー・メール紙に語ったところによれば、「メーガン夫人が選ばれる可能性は少ないが、昨今のアメリカ政界のクレイジーな状況では全くあり得ない話でもない。もっとおかしなことがすでに起きているのだから」

ニューサム知事は米大統領選挙戦のさなかの2020年10月にも、同様の状況に直面したことがある。当時カリフォルニア州上院議員だったカマラ・ハリスがジョー・バイデン候補の副大統領に選ばれたからだ。当時、デイリー・メール紙は民主党上層部のある関係者の話として、メーガン夫人が「民主党上層部とつながりを築いて」おり、カマラ・ハリスの後任候補になる可能性があると報じた。メーガン夫人は夫のハリー王子と共に、ニューサム知事と1時間のバーチャル会談までおこなった。しかし結局、知事は別の人物を指名した。

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メーガン夫人の名前が浮上したワケ

ニューサム知事は今回、ダイアン・ファインスタインの後任を黒人女性にすると公約している。ただ、ひとつ大きな問題が生じている。それは、「有力候補の全員が、2024年11月におこなわれる次の選挙にファインスタインの議席を狙って出馬することを表明していることだ」と、ある情報筋はデイリー・メール紙に語った。「ニューサム知事は、出馬を表明しているひとりを指名するわけにはいかない。なぜならその人物が非常に有利になるため、とても不公平だとみなされるからだ。しかも有力な黒人女性候補のひとりを指名したら、ひいきしているとも非難されるだろう。だから、13カ月間この仕事をこなし、すでに出馬を表明している古参政治家たちと敵対しないことに同意する有色人種の女性を見つける必要がある。これらの条件に当てはまる女性はそう多くない。だからメーガン夫人の名前が浮上してきた」

2020年にハリー王子とともにカリフォルニアに住みはじめてからというもの、メーガン夫人は政治家、とりわけ民主党との人脈を培ってきた。たとえば・民主党内で影響力のあるフェミニストのグロリア・スタイネムと仲が良い。「グロリアはメーガン夫人に党内のキーパーソンを紹介している」と、グロリア・スタイネムの友人はデイリー・メール紙に語った。メーガン夫人はまた、ケネディ家とも、テレビ司会者のオプラ・ウィンフリーとも親しい。オプラ・ウィンフリーは民主党の大口献金者のひとりだ。こうしたつながりは今後、メーガン夫人に有利に働くようになるだろうか。

text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr)

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